SDGs④ 質の高い教育をみんなに

SDGs⑪ 住み続けられるまちづくりを

SDGs⑰ パートナーシップで目標を達成しよう

日本全国

市民社会の強化・改善

広く浅く、多くの人に直接効果を与える

問題の解決

問題を人々に認識してもらう

実行・確立段階

気候変動

環境汚染

ゴミ

リサイクル

生物多様性

ESD-J 基盤強化プロジェクト

  • 寄付額

    81,000

  • 寄付数

    1

  • 開始日時

    2007/11/11 00:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

ESDとは】

ESDは、「持続可能な開発のための教育」(Education for Sustainable Development)の略称です。ESD-Jでは、「未来を変える人づくり」と呼んでいます。持続可能な開発を通じて全ての人々が安心して暮らせる未来を実現するには、わたしたち一人ひとりが、互いに協力し合いながら、さまざまな課題に力を合わせて取り組んでいくことが必要です。そうした未来へ向けた取組みに必要な力や考え方を人々が学びあいながら育むこと、それが「持続可能な開発のための教育=ESD」です。

 

ESD-Jのこれまでの取り組み】

日本のESDの取り組みは、2002年のヨハネスブルグ・サミットでDESD(国連持続可能な開発のための教育の10年)を提唱した民間組織であるESD-Jが政府のカウンターパートとして、協働でESDを推進してきたという特徴があり、他国に類のない先進的な取り組みを行ってきました。2015年の国連持続可能な開発サミットで採択されたSDGs(国連持続可能な開発目標)は、ESDが実現を目指した社会の在り様を、具現化した目標です。世界の課題を自分事として捉え、行動する人を育むESDは、SDGs達成に向けたエンジンであり不可分なものです。

ESD-Jはマルチステークホルダー型の市民組織として、様々な組織と連携しながら持続可能な開発のために求められる原則、価値観、行動が、教育や学び、人づくり、地域づくりのあらゆる場において主流化していくことを目指し、ESDESDを機動力としたSDGsの達成に貢献します。

 

グリーンチャレンジデイ集合写真

 

【解決しようとしている社会課題】

1945年に国連が設立してから現在まで、世界の人口は2倍以上に膨れ上がりました。その間、利便性、経済発展を優先的に追い求めた結果、人間にとって非常に便利な社会が構築されました。その結果、便利な動力機械は大量の温室効果ガスを発生させ、地球温暖化による気候変動が深刻な問題となっています。世界中に散らばった目に見えない有害化学物質や放射性物質、そして目に見えるプラスチック片やゴミ等が、無尽蔵だと思われていた海や生態系を脅かしています。温室効果ガスを吸収し、野生生物の住処となる森林や湿地は、かつてない早さで開発と破壊が進み、頻発する自然災害は私たちの生活を脅かしています。2019年に発表されたIPBES(「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム」の報告書によれば、100万種の生物種が絶滅危惧種となっています。

かつては、こうした環境破壊・収奪は、国家や企業活動のせいだと言われてきました。しかし、実際には社会は複雑に繋がっていて、私たち一人一人の行動の積み重ねがこうした現象を引き起こしている事が今では分かっています。

 

【解決する方法】

具体的には:

1. ネットワークの構築: マルチステークホルダー型ネットワーク組織の特性を生かしてESD-J会員に依拠しながら、多様な個人と組織をつなぎます。

2. 政策提言: ESD-J会員や地域の声を拾い、ESD活動支援センター等と協働し、ESDESDを機動力としたSDGsに関する普及・啓発活動に取り組み、政策提言を行います。

3. ハブ機能: ESD-J全国事務局および地方のESDの拠点等との連携により、ESD推進ネットワークの広域的なハブ機能を果たします。

4. 人材育成: 各地のキーパーソンと連携・協働して、それぞれの地域に合ったESDコーディネーター研修等を広め、ESDESDを機動力としたSDGs推進のための人材育成に貢献します。

5. 海外とのESD推進ネットワークの構築・強化: アジアNGOネットワーク(ANNE)をはじめとする海外とのESD推進ネットワークを構築・強化します。

 

【長期的成果】

一人一人の行動変容が起きれば、少しずつではありますが、確実に成果は現れてきます。例えば、ゴミの分別、リサイクルは今や当たり前ですし、レジ袋やプラスチックの廃止も世界の常識です。ほんの数年前までは、マイバッグ派はマイナーでしたが、今ではスーパーでの買い物もマイバッグの持参が当たり前になってきています。最初は個人のレベルの取り組みでも、徐々に制度や仕組みが追いついてくれば、それが主流化していきます。課題解決に繋がる行動が主流化されていけば、世界は確実に持続可能な社会へ近づいていきます。

 

課題解決のアイディアを出す

 

【受益者からのメッセージ】

2019105日(土)・6日(日)にESD-Jがブース運営した環境イベント・GTFグリーンチャレンジデーの参加者の感想例: 

・生活から出る廃棄物が環境負荷に繋がっていることは認識していたが、動物たちに具体的にどのような悪影響を及ぼしているのか展示物を読んで改めて知る機会となった。また環境問題への課題意識を周囲に発信する際に、事実だけを伝えるのではなく、クラフトや紙芝居など、とっかかりやすいワークを設けて意識が集まるきっかけを作ること、子どもたちを通じて親も注目してくださることなど発信方法としても学びがあった。子どもだけでなく、特に大人の行動変容・意識変容が大事だと思った。

・地球環境問題への個々の気づき、認識が、予防、対策につながり、一人の行動だけでは微々たるものだが、それらが集まると大きな力になることを感じ、環境問題への関心がとても大きくなった。

・子どもは、できる限りマイバッグや水筒を持ち、私は出来る限り3Rを徹底する。また近所の公園、川、海岸を散歩するときは、少しでもごみのクリーニング活動をしたいと感じた。

・今までは自分だけでもプラスチックを購入、廃棄しないようにしていたが、これからはもっと声を出して周りの人に伝えていこうと思う。SDGs17項目の全てを理解し行動に移すことは難しいので、分かりやすい「身近な動物・昆虫を守る」にはどうしたらいいのかから考えて行動していきたい。

 

 グリーンチャレンジデイ2019の様子

 

【寄付によって達成できること】

頂いた寄付によって、ESD-Jの活動を展開し、多くの人々にESDSDGsについて学ぶ機会を提供することができます。具体的にはESDSDGsに関するイベントやワークショップ、講演、ESDコーディネーター研修や勉強会の実施、全国規模のネットワークづくりなどに活用いたします。実際にこれまでも多くの方々が、ESD-Jの事業、活動から、メッセージを受け取り、具体的な行動を起こしています。ESD-Jの会員、過去の事業・活動報告は当団体のウェブサイトに掲載しております。是非、一緒にESD(未来を変える人づくり)に取り組みましょう。

団体情報
持続可能な開発のための教育推進会議(ESD-J)

ESD-Jは、環境・開発・人権・平和・ジェンダーなど、様々な社会的課題にたずさわるNGO・NPOや個人が集い、共有すべき教育・学習のかたちを模索し、それを実現していくことを目的としています。

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