SDGs③ すべての人に健康と福祉を

SDGs④ 質の高い教育をみんなに

SDGs⑧ 働きがいも経済成長も

SDGs⑩ 人や国の不平等をなくそう

SDGs⑯ 平和と公正をすべての人に

SDGs⑰ パートナーシップで目標を達成しよう

関東

特定の人々

市民社会の強化・改善

広く浅く、多くの人に直接効果を与える

ひとりひとりに深い影響を与える

事業・サービス・政策等のイノベーション

問題の悪化を防ぐ

問題の解決

問題を人々に認識してもらう

定着・普及段階

学習支援

保育

就業問題

外国人

紛争・難民

人権

ー 外国人住民を日本社会になじみやすくしたい ー あなたの力を貸してください!

  • 寄付額

    6,333

  • 寄付数

    2

  • 開始日時

    2022/12/15 16:12

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

「身近な相談相手がほしい」
「日本のことを教えてくれる信頼できる日本人の友人がほしい」
「日本語が不自由で必要な情報を手に入れられない」

2023年、日本に住む外国人住民は300万人を越えました。

彼らは今、言語、社会制度、生活習慣、文化の違いなどによって、子育て、教育、医療、福祉などの基本的な情報にスムーズにアクセスできず、日常生活に様々な困難や不安を抱えています。

さらに、日本人コミュニティとつながることも困難で、孤独を感じる外国人住民が多いのが現状です。

< 私たちのアプローチ >
ー 外国人住民を日本社会になじみやすくしたい ー
私たちJIIは、そんな外国人住民が「良き隣人」となれるよう、
以下4つの切り口から、短期的、物資的支援を超え、彼らのウェルビーイングと地域コミュニティへの参画を促進します。

1)外国人住民への深い理解
外国人住民の目線を軸にした本質的なサポートを通して日本社会での自立を支えます。

2)市民主役
日本人の”一般市民”が主体となり外国人住民と日常的に関わることで、彼らと”共生する”ことの実体験を育みます。

3)リアルに関わる
日本人と外国人がリアルに関わる機会を提供することで、新たな公共文化や価値を創造します。

4)継続的な信頼関係
一過性の表面的な交流にとどまらず、中長期的な信頼関係を構築します。

< 私たちの事業 >
上記のアプローチを踏まえ、現在は3つの事業を主に展開しています。

◆ OFP「おとなりさん・ファミリーフレンド・プログラム」
OFPは、外国人住民が地域に住むおとなりさん(日本人ボランティア)とペアを組み、半年間一対一の交流を通じて、日本での生活に慣れ、地域や文化、習慣になじみやすくするためのコミュニケーションサポートプログラムです。
日常生活における自然な関わりを通して相互理解を深めながら、リアルな信頼関係を築いていきます。

外国人住民は、おとなりさんと日本語を練習したり、生活習慣や文化についての疑問を気軽に聞いたりすることで日常生活の中の困り事を解決します。
また、一緒に地域の活動に参加したりすることで、地域社会や日本での生活になじみやすくなります。
おとなりさんのサポートを得ながら、日本での生活に慣れ、日本語力を向上させ、日本人とのコミュニケーションの仕方を学び、やがて自信をもって自立的に生活範囲を広げられるようになります。

一方で、おとなりさんは外国人と長期間リアルに関わることによって、他の文化についての理解が深まります。外国人との付き合い方にも慣れ、日本以外の考え方や価値観に触れることもできます。



2024年3月31日時点で外国人参加者、おとなりさん併せてOFPの累計申込者は1,189人となりました。

すべての方が安心してプログラムに参加できるよう、申込時には本人確認及び詳細なヒアリングを行います。
また、活動期間中もきめ細やかなフォローでペアの活動をサポートしています。
結果、マッチング成功率89% *1、ペア完走率93% *2と、高い数値を維持しています。

表層的、一過性の異文化交流にとどまらず、文化の違いを超えて住民同士としての共感が生まれ、「OFPのペア」から「真の友人」になる方も少なくありません。

*1 :紹介した方とペアが成立した比率
*2:6ヶ月間の活動期間を完走した割合

◆ 難民・避難民生活支援事業
日本に逃れてきた難民・避難民が中長期的に自立した生活を送れるようになるよう、彼らが日本社会の住民として「生活」していく上でのサポートを行っています。
サポートは、OFPに登録されている「おとなりさん」でチームを組んで行います。
”一般の方”それぞれが持つ経験やスキルを活かし、彼らの日常生活を直接サポートするという、難民・避難民支援の新しいかたちを実践しています。

◆ 情報提供・相談窓口事業
・情報提供
「外国人妊婦向け「出産・産後」ワークショップ」
「外国人社員向け「生活オリエンテーション」研修」
など、外国人が日本で生活する上で必要な生活情報を提供しています。

・「くらしの相談」生活相談窓口
JIIには弁護士、行政書士、税理士、社労士、医師、など多岐に渡る専門家ネットワークを持っています。
このような専門家と協力して、外国人住民が日本での暮らしで直面するお悩みの相談を受け付けています。

< 私たちの歩み >
外国人は日本人と生まれ育った環境が違えば常識が違う。常識の行き違いが時には大きなトラブルにも発展してしまう。しかもほとんどの場合は、常識の原点が善意です。だから行き違った時の解決も難しい。
行き違いの第一歩は、たいていの日本人ならなんなくこなせる小さな問題。
妊娠、出産、育児ということから、ごみの捨て方、近所付き合いのお作法まで、行き違いの解決を「日頃から会話ができる関係」に求めたことが私たちの活動の原点です。

そこで始めたのが、ご近所の友人との話し合い。最初数人で始まった井戸端会議のような雑談の輪が、話し合いを重ねていくうちに徐々に広がり、今のJIIに成長してきたのです。

< ご支援のお願い >
2010年から地道に積み重ねてきた学びと模索がやっと形となり、成長・拡大期に差し掛かっています。

OFP事業では、現在毎月30~40人の新規申込者を受け入れている状況です。
申込者一人ひとりに丁寧なヒアリングを行ったうえで、最適なペアを作り続けています。
東京各地で毎月数十人のおとなりさんと外国人住民が日常生活の中で交流を深め、日本人や外国人といった括りではなく、パーソナルを共有できるリアルな絆が紡がれています。

さらに、単発のヘルプデスクとして、おとなりさんが外国人住民の日々の生活の中の”ちょっとした課題”を個々に直接サポートする「スポットおとなりさん」の取り組みも始めています。
難民・避難民生活支援事業において、おとなりさんが難民・避難民の日常生活の”ちょっとした課題の”手助けを重ねてきました。その小さな積み重ねが、彼らの自立へ向けた大きな力になっています。
この経験を活かし、今後は難民・避難民という背景のない、一般の外国人住民にも届ける予定です。
(課題例:日本語で書くべき役所・学校関係の書類の記入など)

行政サービスの限界を突破し、広い公益性を持ち、多くの参加者にご支持いただいている私たちの活動ですが、成長・拡大のスピードに対して資金が追いついていません
財政基盤の安定に向けて日々奔走・思考錯誤しているものの、まだ組織運営そのものを支える安定的な資金を得る方法も見つかっていない状況です

活動を存続するために、あなたのご支援が必要です

ー 外国人住民を日本社会になじみやすくしたい ー

私たちは「一時的な支援」に留まらず、人と人の間で対等に助け合い、楽しく認め合う関係という根幹的な価値を大切にしています。
そして、それが「国籍」や「文化」のラベルにとらわれることのない社会につながると信じています。

そんな、外国人を含めた多様性が活かされる社会の実現を、一緒に目指しませんか?

ぜひ、「JIIパートナーズ」として毎月寄付のご検討をお願い申し上げます
月1,000円からのご寄付が、日本の生活になじみたいと懸命に生きる外国人住民の支えになります。
また、確実に共生社会の実現を推し進める力になります。

3,000円、1,000円の都度のご支援でも、ご無理のない範囲で私たちの活動をサポートいただけますと幸いです。

* ご寄付は、1,000円以上1円単位でご指定いただけます。
*ご寄付の使途:OFPをはじめとする外国人住民が日本になじみやすくする活動、難民・避難民を支援する活動費として大切に使わせていただきます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
皆さまの温かいお気持ちに心より感謝申し上げます。

団体情報
NPO法人 アジア人文文化交流促進協会 (JII)

外国人住民向けの総合支援活動。
「おとなりさん・ファミリーフレンド・プログラム(OFP)」事業、情報提供・相談窓口事業、難民・避難民生活支援事業などの活動をしている。
外国人住民が社会になじみやすくなり、住民同士の相互理解を深め、真の共生社会の実現を目指しています。

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