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環境や仕組み

拠点や組織

社会的排除の解消

ひとりひとりに深い影響を与える

事業・サービス・政策等のイノベーション

問題の悪化を防ぐ

問題の解決

問題を人々に認識してもらう

実行・確立段階

定着・普及段階

虐待

全国の児童養護施設等の職員不足の現状を解決したい!

  • 寄付額

    54,000

  • 寄付数

    13

  • 開始日時

    2022/09/01 00:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

【プロジェクトの概要】

現在、保護者から離れ、施設で生活している児童は約3.8万人で、入所理由の大半は虐待です。

その中でも入所数が特に多い児童養護施設には約2歳~18歳までの子どもたちが暮らしています。

そのような状況で今、施設は圧倒的な職員不足という課題を抱えています。

児童養護施設では職員1人で20名ほどの子どもたちを見る時間帯が大半を占める施設もあります。

この状況ではどんなに職員に想いがあっても、一人ひとりと向き合う時間はどうしても減ってしまいます。それにより、子どもたちが自己肯定感をはぐくむことが難しくなってしまうこともあります。

NPO法人チャイボラは国内で唯一、社会的養護施設の職員の確保と定着をサポートする団体です

これまで東京を中心に活動をしていましたが、2022年から職員不足がより深刻な地方の施設をサポートするため、活動を全国に展開しています。

社会的養護の施設は、国や自治体からのお金で成り立っており、職員の募集のために費用を割くことが難しく、チャイボラでは上記の活動を施設から一切対価を得ず行っております。

 

そのため、活動を安定して継続させるためには、皆様からのご支援が欠かせません。

どうか温かいご支援よろしくお願いいたします。

 

【チャイボラが解決しようとしている社会課題】

施設で暮らす子どもたちに必要なこと。

人は、大切にされることで、初めて「自分は大切な存在なのだ」と思えるようになります。

そう思えると、そんな自分を大切にしてくれる人も大切と思えます。こうして心の安全基地ができることで、挑戦意欲が生まれていきます。施設には、大切に育てられる経験が少ない子どもも入所してきます。

そんな子どもたち一人ひとりが大切に育てられる環境を作るためには、職員の十分な確保と定着は非常に重要です。

「その子が眠りにつくまでトントンしてあげられる」

「その子の行きたいときに行きたい所に連れていってあげられる」

「将来のことについてゆっくり話すことができる」

これは、職員があと一人いれば、何ができるのか、現役の施設職員さんからいただいた声です。

本当は、子どもたち一人ひとりと十分に向き合って愛着形成をしていくべきで、職員もそうしたいという想いは持っていますが、時間が十分にとれない現状があります。

 

地方施設の人材不足の深刻さ

これまで東京を中心に活動を展開していましたが、地方の施設では、より人材不足が深刻化しています。

過疎化による就職予備軍(労働力人口)の減少や地方財政に伴う助成金・補助金格差、施設立地を障壁とした大学との接点の少なさなど地方特有のさまざまな理由から職員確保が難しくなっているからです。

結果的に業務過多に陥り、離職者の増加や採用数の減少など悪循環に悩む施設も少なくありません。


【チャイボラがこの課題を解決する方法】

チャイボラが主に行っている4つの活動と実績

●社会的養護総合情報サイト・チャボナビの運営
社会的養護の施設には未だホームページが無い施設もあり、職員を確保するための情報発信が非常に弱いのが現状です。チャボナビは各施設のPRだけでなく、見学会や施設からのお知らせを自由に発信し、求職者に届けるサイトです。掲載施設は社会的養護に特化しており、求職者は会員登録すると施設職員と直接チャットでやりとりすることも可能です。

●施設見学会・イベント企画運用サポート
施設に興味を持っても、自分のためだけに見学をさせてもらうことに抵抗を感じてしまう求職者も多くいます。そこで、時期や対象を定め、施設の中を見たり、職員と交流ができる施設見学会の企画と運営をチャイボラがサポートし実施しています。現在はオンラインやハイブリッド形式でも実施しており、地方からの参加者も増えてきました。 

●大学・短大・専門学校への出張授業
将来、子どもに関わる仕事に就きたいと思っている学生や、それに伴う資格取得を目指す学生を対象に、施設職員と共に出張授業を行っています。直接施設職員から話を聞くことで、施設のリアルや仕事のやりがいを知り、施設への就職に興味を持ってもらえるよう工夫しています。

●施設職員向け相談窓口・研修の運営
上記3つの事業は職員の確保が目的ですが、コロナ禍で疲弊する職員のために施設職員専門の相談窓口を今年の1月に開設しました。チャットでいつでも気軽に相談が可能で、元児童養護施設職員が窓口にたち、専門家と共に対応しています。また、インプットや施設間交流の機会が減ってしまったことを受け、職員のニーズに沿ったオンライン研修会も月に2〜3回実施しています。

 

活動を始めて3年が経過し、東京都内を中心に多くの就職希望者を施設につないできました。現在までの実績は以下の通りです。

 

これまで培った知見をもとに、活動を全国へ展開していく

私たちチャイボラが施設をサポートすることで施設職員と一緒になって施設が持つ魅力を学生に届けるだけでなく、UターンやIターン就職などの従来は届けることのできなかった潜在的な就職予備軍の採用も可能になります。

また、これまでの知見をもとに職員の多忙解消に寄与することもできます。

地方や施設によって、職員不足に至る原因や、抱えている課題はさまざまです。

東京でのノウハウがそのまま活かせるような簡単なチャレンジではありません。

チャイボラメンバーが現地に何度も足を運び、それぞれの施設としっかりコミュニケーションをとりながら、それぞれの施設に対して適切なサポートを行うことで、この難しい問題を解決していきます!

 

子どもたちへの直接支援は多くありますが、そのような資源を取り入れるのも結局職員です。どんなにいい資源があっても職員に余裕がないと取り入れることが難しくなってしまうこともあります。

チャイボラは社会的養護施設の職員にフォーカスを当てた全国で唯一の団体として、日々奮闘する職員をこれからも徹底的にサポートしていきます。


【代表大山 遥からのメッセージ】

 

あと一人職員がいたら。私自身日々、施設勤務の際に「あと一人職員がいたら」と思うことがしょっちゅうあります。

子どもが買い物に行きたいと行ったとき。

眠るまでそばにいてほしいと言われたとき。

お風呂怖いから近くで見ててと言われるとき。

子どもたちが大げんかしたとき。

どんなに想いがあっても職員がいないことでできないこと、してあげられないことがたくさんあります。

私たちだけではできることに限界がある。この社会課題はだれもが隣り合わせ。 私たちはあくまでも社会的養護の実情を発信し、職員確保と定着を促進することしかできません。社会的養護はだれでもが常にふれあい隣り合わせで別世界の話ではないと思っています。

だからこそ、日本全体で向き合うべきであり、そのためには私たちだけでなく多くの方の理解が必要です。 ご支援は確実に施設の職員へつなぎ、そして子どもたちへ届けます。

どうか一緒に、施設の現状の理解を広め、子どもたちに日々寄り添う職員のサポートをしてくださいませんか?皆さまからの多くの支援は私たちが責任を持って着実に施設へと繋げます。

 

【具体的なアクション】

具体的には以下の活動を実施する予定です

・大学・短大・専門学校と施設の懇談会の開催

・保育士・社会福祉士・教員などを目指す学生への出張授業・施設見学会の企画運営

・施設訪問による課題と魅力の洗い出し

・合同説明会の開催

・施設職員向け研修

・社会的養護への理解を促進する学習会

・施設PRコンテンツ制作

・社会的養護総合情報サイト「チャボナビ」と相談窓口の運営

など

 

団体情報
チャイボラ

チャイボラは児童養護施設をはじめとした社会的養護施設のにおける人材の確保と定着を促進することで、「子ども達一人ひとりが大切に育てられる世の中」を目指し活動している団体である。

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