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人と野生動物の問題を解決する実務者向け「知床ネイチャーキャンパス2022リカレント」へのご支援を!

  • 寄付額

    33,000

  • 目標金額

    1,000,000

  • 寄付数

    7

  • 開始日時

    2022/04/09 00:00

    終了日時

    2023/03/31 00:00

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

【プロジェクトの内容】

都市近郊にはクマやイノシシ、サルが出没して人身被害が頻発しています。里山や農地・林業地から希少植生が広がる高山帯にまでシカが生息域を広げ、農林業被害や植生・生態系の破壊が続いています。世界に目を転じれば、人と野生動物との距離や境界がなくなることで、新型コロナウイルスなどの新興感染症の脅威が現実のものとして人の生存を脅かすようになりました。

公益財団法人知床自然大学院設立財団は、2016年から上記の問題を解決する人材養成のモデルとなる「知床ネイチャーキャンパス」を実施してきました。

今回は、国や自治体、NGOなどで上記のような「野生動物と人間社会」との問題を解決するために働く方々を対象とした「知床ネイチャーキャンパス2022リカレント」を実施しています。

2月には、10名の講師によるオンライン講義を実施し、43名の受講生と13名のオブザーバー参加者が学びました。

6月には、コロナ禍により中断していた知床現地でのフィールド実習を、3年ぶりに開催します。
これにより、現在、問題の最前線で働く方々に、知床のこれまでの経験の蓄積と様々なケースメソッドを伝授し、また、参加者の皆さんからも全国の現場で起こっている最新の問題について共有することで、野生動物の管理そのものと、地域における合意形成について、さらに深い知見を深めることができます。


【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】

上記の通り、クマやシカなどの野生動物と人間との関係をコントロールし、問題に対処するだけでなく未然に防止するための人材養成が、喫緊の課題となっています。

これは、日本学術会議が2018年環境省に提出した「人口縮小社会における野生動物のあり方」でも明確に指摘されています。


【解決する方法】

知床ネイチャーキャンパスは、当財団が目指す高等専門教育機関で行われる教育プログラムのモデル講座としてスタートし、すでに100名以上の受講者にワイルドライフマネジメント(野生生物保護管理)のエッセンスを伝え、その内容やレベルは人材養成そのものの段階に達しています。

参加した受講者がここで学んだ知識やノウハウ、知床の経験を現場に生かすことで、それぞれの地域での問題解決に寄与することができます。

http://shiretoko-u.jp/2022/02/08/naturecampus2022_onlinecourse/


【遂行メンバーや受益者からのメッセージ】

2月に行われたオンライン講義の受講生は、北海道から沖縄まで全国各地の42人。国立公園管理や野生生物保護管理に携わる行政職員、N P O、団体職員、環境コンサルタントなどの民間会社の方、地域おこし協力隊や観光関係者の方など、様々な職種の方にご参加いただきました。当日はZoomのチャット機能を使い、講師と受講生の活発な質疑応答がなされたほか、受講生同士の質問のやり取りも。通常の業務では知り得ない深い知識を得られた、実践的な内容で手法や考え方が参考になった、などの声もいただきました。

今回は公益財団法人自然保護助成基金のプロナトゥーラファンドの助成をいただいています。しかしながら、総事業の収支は厳しく、財団の運営も赤字です。

この事業をさらに発展させるため、幅広いご支援をお願いします。

【寄付によって達成できること】

今回の「リカレント」の受講生が、その成果を「現場」に持ち帰ることで、全国のそれぞれの現場で起きている「野生動物と人間社会」に関する問題解決に寄与することができます。当財団側では、実践的な教育活動を継続することができ、ひいては目指す専門的高等教育機関の実質的実現に結び付けることができます。

団体情報
知床自然大学院大学設立財団

知床に、野生生物と人間社会との間に生じた様々な問題解決と共生のための新しい思想・技術を創出しその実践を担う専門家や研究者を育成する大学院に相当する高等教育研究機関を、設立・設置・誘致することを目的としています。

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