SDGs① 貧困をなくそう

SDGs② 飢餓をゼロに

SDGs⑤ ジェンダー平等を実現しよう

SDGs⑯ 平和と公正をすべての人に

関東

特定の人々

ひとりひとりに深い影響を与える

問題の解決

実行・確立段階

新型コロナ

DV

ホームレス

犯罪被害者

女性

若年女性への住居提供、生活支援事業

  • 寄付額

    116,000

  • 寄付数

    39

  • 開始日時

    2022/02/08 21:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

【プロジェクトの概要】

私たちは、「すべての少女に衣食住と関係性を。困っている少女が暴力や搾取に行き着かなくてよい社会に」を合言葉に、中高生世代を中心とする10代女性を支える活動を行っています。虐待や性暴力被害などを背景に安心して過ごせる場所がない少女が一時的に泊まれるシェルターの運営、児童相談所や警察、学校や病院への同行、食事や風呂、衣類や宿泊場所の提供などに加え、中長期的に支援が必要な場合には、中長期シェルターで暮らしを支えています。
コロナ禍で虐待のリスクが高まったり、失業したことから住まいを失う若い女性が急増したため、2020年度からは20代の方にも積極的に声をかけ宿泊支援を行ってきました。しかし既存の公的制度の中では安定した生活を手に入れられずにいる人も多く、受け皿を増やす必要性を感じています。
本プロジェクトでは、そんな女性たちが暮らすことのできるアパートを建設し、加害者などから離れて自分の暮らしを送れるようにサポートします。必要に応じて役所や病院への同行支援や弁護士相談などを行う他、学習支援や就労支援を通して資格取得や仕事が安定するまでの生活をサポートし、困ったときに一人で抱えなくて良いようにします。

 

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】

非常時には女性や子どもへの暴力が深刻化しますが、新型コロナウィルス流行の影響を受けColaboへの相談も2020年度より急増しています。2019年度は590人だった相談者は、2020年度には約1500人となり、2021年度もコロナ前の2.5倍のペースで相談が増え続け、女性の失業や自殺者、性暴力被害者、虐待やDVの相談数も多くあっています。
特に18歳以上になると児童相談所の対象外となるものの、女性支援の枠組みからも排除されがちで、役所や女性相談センターに同行しても受け皿が見つからないことが多くあります。公的機関の支援からこぼれ落ち、路上やSNSをさまようなかで性行為や性売買を強要されるなど性搾取の被害にあい、トラウマや妊娠のリスクを抱えながら暮らしている人も多くいます。
2020年度からは民間のホテルと連携し、1年間で96名の方に770泊の一時的な宿泊支援を行いましたが、すべての方にその先に安心して過ごせる住まいを見つけることはとても大変でした。路上や知らない人の家を転々としたり、男性に性行為の相手をさせられるなど、感染リスクの高い生活をしている若年女性と日々出会っており、個室のアパートでの支援の必要性を感じています。
日本では若年女性支援はこれまでになく、当団体が自主事業で先駆的な取り組みを実施し、実績から必要性を訴えることで現状を変えてきました。若年女性支援の必要性が理解され、公的な仕組みとして全国各地に活動が広がっていくことが必要であり、課題であると考えています。そのため、当団体が実践を通して必要な支援を訴え、理解を広めてきたいと考えています。

 

【解決する方法】

虐待などの加害者から追われていても若年女性が安心して過ごせるよう、安全が守られる構造のアパートタイプの住居を建設し運営します。
これまで少女たちをサポートしてきたスタッフが、アパートに入居する女性にもきめ細かな生活支援や自立支援、就労支援を行います。同じような経験をした若年女性たちとのつながりによるピアな関係があることも特色です。掃除や料理などが本人だけでは難しい場合は、障碍者手帳取得支援や福祉制度の活用も行います。就学や就労に向けては、学習支援や、連携企業の紹介、ハローワークへの同行、職業訓練校への入学サポートなどを行います。次の住まいに移る場合にも、いつでも実家のように戻ってこられる関係性を築き、日常的なかかわりを通して繋がり続けます。

 

【寄付によって達成できること】

虐待や性暴力被害などを背景に安心して過ごせる場所がなかった女性が、さまざまな暴力や搾取の被害に遭う中で生き延びるしかない生活をする必要がなくなり、安心して過ごせる自分の家を手に入れることができます。
日常生活での関わりや、合宿などのイベントを通して、スタッフとの関係も深まり、信頼できる大人がいることを実感したり、他の利用者との関わりやトラブルを通しても、対等な関係性とは何かを考える時間を持つことができます。
当団体を出て次の住まいに移ってからも、何か困ったことやうまくいかないことがあったときには、帰って来たり、顔を出してもらえたりする関係性になることができます。いつでも帰れると思える場所があることで、劣悪な環境で働き続けたり、耐えたり、DVをする相手との同棲生活を無理して続けなければならないと思ったりしなくてよくなり、今後の人生で暴力被害に遭ったときにも、早い段階で助けを求められるようになります。
生活を通して、具体的な生活スキルや金銭管理スキルを身に着けられるよう支援したり、学習や資格取得、就労支援を行うため、手に職をつけたり、仕事を継続できるようになっていくことができます。また、退居後も、食糧を送ったり、日常的なやりとりを通して、長くつながり続けます。

団体情報
Colabo

中高生世代を中心とする10代女性を支える活動を行っています。虐待や性暴力被害などを背景に安心して過ごせる場所がない少女が一時的に泊まれるシェルターの運営、児童相談所や警察、病院等への同行、食事や風呂、衣類等の提供などに加え、中長期シェルターによる支援で暮らしを支えています。

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