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七豊米プロジェクト・大型機械や農薬にたよらない米作りの技を残そう

  • 寄付額

    24,000

  • 寄付数

    8

  • 開始日時

    2021/12/07 00:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

【プロジェクトの概要】
「今使っている農業機械が壊れたら田んぼをやめようと思う」という農家さんが地域にいます。昔は機械にも農薬にも頼らず米を作る技が広く知られていましたが、機械化が進みその技は忘れられようとしています。機械や農薬に頼らない昔ながらの農業は、湿地の生きものを守る事にもつながっています。そうした農の技を若い人たちや子どもたちに伝え、田んぼを守り、地域の食糧生産の技と、田んぼの生きものを守る活動を行っています。

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】
昔ながらの米作りの技が失われかけている・・・河北潟地域は、大型の機械や農薬が普及する前から米作りが盛んな地域でした。しかしその頃の農業の技を知っている人は高齢となり、その技術が消えかけています。
人と農業・農地とのつながりが希薄になっている・・・河北潟地域は田んぼが広がる地域ですが、農業の大規模化や機械化により、農業に携わる人が減り、人が携わることのできる場も減っています。身近に農地があるにもかかわらず、その環境について知らず、農業を体験したことがない人も増えています。これは地域の環境についての無関心を増やすことにつながります。
田んぼの生物多様性保全・・・活動地域の田んぼでは、50年前とくらべ生きものがとても少ない状態です。絶滅の危機にある生きものも多くいます。

【解決する方法】
田植え、稲刈り、除草と観察会等体験イベントの実施・・・親子向けの体験イベントを実施します。作業は昔ながらの手作業です。田植えでは、地域で昔使われていた田植え用の目印をつける道具である「田ころがし」を使い、つけた目印に苗を手植えしていきます。苗は苗箱で育てたものではなく、前年収穫した米を種もみとして、昔ながらに田んぼで水苗代をつくり、育てた苗を苗代から抜き取ります。稲刈りは鎌で行い、刈った稲は束ねて、地域で昔から行われている方法でハサ干しします。また手作業による除草、田んぼの生きもの観察を実施し、年間を通した農作業体験とともに、農地の生きものに触れられる機会を提供します。
みんなで米作り実践・・・昔ながらの米作りの方法を地域の方から学びながら実践し、一年間を通して、肥料まき、苗を田んぼ内で育てる水苗代づくり、水路の手入れ、除草など、田植え稲刈り以外にもみんなで農作業を進めます。
活動する田んぼは、地域で少しでも生物がすみやすい場所を広げるため、農薬を使わずに栽培を続け、農作業の実施とともに、生きものがすみやすい場所として、土水路の保全と管理、田んぼ内でのミニビオトープづくりも実施します。

【遂行メンバーや受益者からのメッセージ】
田んぼを外から眺めているのと、田んぼの中に入って見る景色は違って見えます。農作業を体験いただいた方からは、「生きものに触れ、つかまえることができるようになった」、「農作業の楽しさと大変さと両方知ることができた」、「自然環境について考えることが増えた」といったご感想をいただいています。農作業を実体験することは、自然環境や農産物に対する考え方を広げ、豊かな農地、豊かな社会をつくることにつながると考えています。

【寄付によって達成できること】
寄付によって普及イベントを実施し、農業の技をたくさんの方に体験してもらい、伝えることができます。
また、農地の自然環境、農法について関心を高め、普段食べている農産物がどのように生産されているのか、農法や生産地、周辺の環境について想像できるよう、伝えていきます。そして、環境負荷が少ない農法の農地が増え、農地の環境や、そこにすむ生きものが守られるよう、活動を続けていきます。

 

 

団体情報
河北潟湖沼研究所

河北潟湖沼研究所ビジョン「流域の森や農地に支えられた汽水生態系の復活により、河北潟から豊かさを持続的に享受できる地域を目指します」
上記ビジョンを実現するためミッションに取り組んでいます。

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