1.ユースワークとユースセンター
18歳成人時代を迎え、ユース世代(中学生・高校生世代)のうちに「大人になるとはどういうことか?」を考えることが益々重要になってきています。
かつては高い学歴を得て、大企業や役所に就職し、結婚し、家族を持ち、、、というのが「大人として目指すべき姿」=「自立」のモデルと言われていました。
しかし、社会の在り方が多様化し、将来の予測が難しくなった現在、以前のような自立による「成功モデル」が描けなくなっています。
ここ数年、青少年教育の研究家は、このような新しい時代における「自立」は「仲間」と共に社会において自分自身の「立ち位置」を見つけることと言われています。
そのために必要なのは、ユース世代の思いや関心に基づいたチャレンジを伴う活動を通じて 、彼らの主体的行動を促すことで、他者や社会と関わることの意味を知り、コミュニティの積極的な一員としての役割を発揮できるよう自己決定する力を養うことを目指した支援・援助( ユースワーク )です。
そのユースワークを提供する場が「ユースセンター」です。
【理想的なユースセンターの条件】
1.多様な人と出会い、関わることができる
2.学校外のコミュニティが用意されている
3.ありのままの自分を受け入れてくれる
4.「ナナメの関係」がある
※「ナナメの関係」とは親や先生(タテ)でもなく友人(ヨコ)でもない自分より「少し年長者」との関係性のこと
5.主体的な社会参加・参画の場がある
2.岡山市にはユースセンターが無い!
全国には東京都文京区の「ビーラボ」、兵庫県尼崎市の「尼崎ユース交流センター」を始め、多くのユースセンターがあり、その多くが行政の施策として運営されています。
しかし、政令指定都市であり、中高生の人数も多い岡山市にはユースセンターは無く、市に整備の意思を聞いても「岡山市としてはユース世代に対する支援の優先度は低い」との回答。
そこで、一般社団法人SGSGでは民間の力でユースセンターを作ることにしました。
3.SGSG式「ユースセンター」の在り方
◆個の成長と集団の成長の両立のため以下の3点を実現するために作ります
①自分づくり
②仲間づくり
③地域づくり
◆そのためのユースセンターは以下の3つの機能を持たせたものとします
①「みんなでワイワイ」スペース…集まってワークショップを開いたり、おもしろい大人を呼んで交流会を開いたりするスペース
②「しずかに」スペース…一人で集中して勉強したりするスペース
③「まったり」スペース…ゲームしたり、マンガよんだり、ぼーっとしたりできるスペース
4.予定地は商店街内にある築60年の元居酒屋
ユースセンターの予定地は、JR岡山駅から徒歩6分の奉還町商店街アーケードの中にある築60年の元居酒屋。とにかく古い空き店舗です。これをキレイに改修してユースセンターに生まれ変わらせます。
5.奉還町商店街の中にユースセンターを作る理由
①岡山駅に近い利便性…特定の地域だけでなく岡山市内外から広く利用してもらえる
②商店街との連携によりユースセンターを拠点として商店街全体をまるごとユース世代の居場所にする可能性…商店街の人たちが中高生に「おかえり!」と言える関係性の実現
6.必要な資金とその用途
行政からの委託費・補助金などに頼らず、寄付や民間の助成金などで整備する計画です。拠点の改修費用は、当初助成金を充てる予定でしたが、折からの建材高騰により、用意していた助成金では足りなくなってしまいました。また、整備完了後も安定的に継続させる運営費が足りません。そこで、今回ギブワンの寄付プロジェクトに応募いたしました。必要な資金は以下の通りです。
①ユースセンター改修費…総費用1000万円のうち助成金では足りない分200万円
②ユースセンターの管理費…家賃・光熱費などで毎月約15万円の経費が必要です(年間180万円)
③中高生への支援員となる専門性の高いユースワーカーの人件費…毎月約16万円(年間192万円)
④利用者がより快適に利用するための備品整備…約60万円
合計改修費用として200万円、運営費として 初年度で432万円、2年目以降、毎年372万円が必要となります。
会計報告はCANPANにて毎年公開いたします。
7.民間ユースセンタープロジェクトメンバー
管理:一般社団法人SGSG
協力:奉還町商店街振興組合、西奉還町商店会、ノートルダム清心女子大学、岡山県立岡山工業高校建築科など
その他地域の大学・高校・企業・行政関係者・NPO関係者など「みんなでつくる」ユースセンターを目指します
総責任者:野村泰介(一般社団法人SGSG理事長、元高校教諭、岡山大学大学院教育学研究科修了)
以上、民間の力で自由で柔軟なユース世代を支援の場を一時的な「イベント」でなく、継続して商店街という場で運営するためのお力を貸してください。
団体情報
SGSG
小学生から高校生に対し多様な学びの機会と場を提供し、将来地域社会の担い手となる若者の育成し、社会的に弱い立場に置かれた女性を支援し、社会全体の利益の増進を図る
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