【プロジェクトの概要】
中学3年生を対象に高校合格を目指して勉強をする場所です。ほったらかしにしている苦手科目を教えてもらえたり、周りには話しづらい将来の話を相談したり高校受験に向けて様々なサポートを受けることができます。優しいボランティアとやる気のあるクラスメイトと勉強をすることは一生の思い出になります。

誰もが不安な高校入試。苦手科目をボランティアと一緒に勉強できる「キッズドア学園中等部」の応援をよろしくお願いします！

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】
日本の子どもの７人に１人が相対的貧困の状態にあり、経済的に苦しい家庭、ひとり親家庭、さまざまな困難から、高校や大学への進学をあきらめる子どもがたくさんいます。
親の経済状況により十分な教育が受けられず望む進学ができない子どもたちが、親と同じ低所得の職業に就き自分の子どもの世代へも貧困の継承をしてしまう「貧困の連鎖」が生じています。
学力ではなく生まれ育つ環境によって、進学することができない子どもがいるのは成熟した社会とはいえません。
【解決する方法】
無料で学習の機会を提供することにより、高校受験合格に向けて進め、将来の自立につながる進路や自分が望む生活ができるチャンスを子どもたちに与える一助となることで、「貧困の連鎖」を断ち切ることにつながります。
NPO法人キッズドアでは、団体設立当初から高校受験対策講座「キッズドア学園中等部」を開始しました。
「キッズドア学園中等部」では、キッズドアにボランティア登録している大学生や社会人が質の高い個別指導の学習サポートを行っています。また時にはボランティア講師の得意分野の授業や、高校試験に特化した授業を行うこともあります。生徒は生活困窮家庭にあっても「絶対に高校に行く」という強い意志を持つ生徒ばかりです。

「キッズドア学園中等部」で初めてボランティア講師にマンツーマンで丁寧に教えてもらうことで驚くほど成績を伸ばす生徒が毎年おり、毎年のように高校合格率100%を達成しています。

しかし現在も「キッズドア学園中等部」の予算は潤沢にあるとは言えません。

遠方から「キッズドア学園中等部」に通う交通費や模試代が負担になる生徒がいるのが現状です。

【遂行メンバーや受益者からのメッセージ】
　「キッズドア学園中等部」は、中３生を対象に社会人や大学生のボラン ティアが定期テスト・受験指導を行うことを目的としてはい ますが、それ以上に生徒にとって学校でもない家庭でもな い“憩いの場”としても機能していると思います。

　家族や学校の先生にはなかなか相談できないことでも、 年齢の近い大学生のスタッフには相談を持ち掛けてくれる ことがよくあります。

ある生徒は両親には将来の希望や興味 分野に関して話せなかったのですが、あるスタッフの前では 「留学を考えている」ことを話してくれました。その結果、留 学制度のある高校を中心に志望校を探すことができました。

　いろいろな生徒がいる中で一人ひとりに向き合い、生徒 にとって何がベストかを考えることで、私自身、人と向き合 う忍耐力が身に付いたと思います。「キッズドア学園中等部」で得たことを 忘れずにこれからも頑張っていきたいと思います。

（大学生ボランティアの声）
【寄付によって達成できること】

・1,000円で、「キッズドア学園中等部」に参加する学生指導ボランティア1回分の交通費になります。
・3,000円で、小休憩時の生徒と学生ボランティアの飲み物やおやつ、2回分を用意できます。（1回あたり7時間程度の長時間指導であり、また経済的に大変厳しいご家庭もあるので、余裕があればおやつを出しています）
・5,000円で、生徒の指導に必要な参考書を2〜3冊購入することが出来ます。
・30,000円で、「キッズドア学園中等部」学習会1回開催分の費用をまかなうことができます。（学生ボランティアの交通費の他、通信費、印刷費、学生ボランティアの研修費、備品、事務局費用など）