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日本の民族医学である柔道整復術でベトナムの外傷患者を救いたい!

  • 寄付額

    10,000

  • 目標金額

    3,000,000

  • 寄付数

    1

  • 開始日時

    2020/05/03 00:00

    終了日時

    2025/10/01 00:00

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

【プロジェクトの概要】

手術を必要としない外傷治療技術(保存療法)が乏しいために苦しんでいるベトナムで保健医療サービスを向上させることを目標とする柔道整復術普及活動です。

ベトナムでは交通事故による骨折、脱臼等の外傷の多発が大きな社会問題となっていますが、外傷の保存療法(非観血療法)を担当する医師の外傷初期治療の技術と知識が乏しいために痛み、変形、可動制限、機能障害や合併症で苦しむ患者が多くみらます。

このような外傷後の後遺症を事前に防ぎ、手術の適用でない運動器の外傷患者を一人でも多く救うためには、医師が適切な保存療法で治療できることが極めて重要であります。

この課題解決のため保存療法が確立している柔道整復術をベトナムへ技術移転することは現地のニーズに適合しており、低侵襲かつ安価で患者にとって身体的かつ経済的な負担の少ない柔道整復術を普及する必要性が高いと考えています。

そのために、ベトナムの伝統医学医師を日本の柔道整復施術所と整形外科医療機関で研修させたり日本の柔道整復師をベトナムへ派遣して現地の伝統医療病院へ技術移転してベトナム全国へ日本の民族医学である柔道整復術を普及していきます。

日本の柔道整復師とベトナムの伝統医学医師の皆様

 

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】

<手術をしないで治せる医療専門家の不足>

 

日本人柔道整復師による現地技術指導

現在、ベトナムでは柔道整復師という国家資格はなく、従ってそのための人材養成機関もありません。

交通事故や高齢化による運動器疾患が多発しています。

にもかかわらず、手技による治療や機能回復訓練ができる保存療法の専門家は極めて少なく、整形外科医との連携も不十分になりがちです。

<柔道整復術の診療専科がない>

効果的かつ効率的な設計に基づく柔道整復施術所がなく、古い固定材料や旧式の関連機器が使用されており、それらの近代化とともに保存療法専門の診療科の設置が急がれています。

 

【柔道整復術のメリット】

 

 

近年、欧米先進国をはじめ世界的に伝統医療の利用頻度が急速に増加しています。
それは伝統医学が西洋医学と併用・共存することによって相乗効果が表われ、いわばハイブリッド医療として患者の選択性と利益が増大すると考えられるからです。
日本の伝統医療は手術をしない、薬を使わない、レントゲンを撮らない、注射を打たないということで被爆や感染症の心配がなく、安全で安価な医療として日本国民から絶大なる支持と信頼を得ています。
柔道整復師は無医村や過疎地での代替医療として応急処置に効力を発揮していることから災害医療にも有益であります。
柔道整復師は、競技現場でスポーツトレーナーとして、また高齢者の介護予防や社会復帰のための機能訓練指導もできるからです。
2002年、WHO(世界保健機関)は、日本の伝統医療治療技術である柔道整復術を “柔道セラピー” として認知し、その適応症は、運動器の疾患・外傷─骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷─です。
対象患者は外傷患者、スポーツ選手、高齢者及び被災者等広範にわたっています。
 

【解決する方法】

<柔道整復術専門家養成コースの開設>

柔道整復術デモンストレーション

ベトナムにおける柔道整復術に関する医療協力プロジェクトのカウンターパートナーであるベトナム政府保健省伝統医学局所管の国立ホーチミン市伝統医学病院で柔道整復術養成コースを設置します。
この病院はベトナム全土の伝統医療教育におけるナショナルセンターの役割もありますから全国へ柔道整復術を普及でき、研修効果が大きいと言えます。
そのためのカリキュラムは日本で作成し、日本の柔道整復師を現地へ派遣します。

<ベトナム政府保健省と覚書(MOU)を締結>

小西恵一郎代表と握手を交わすベトナム政府保健省とカン伝統医学局長


ベトナムにおいて伝統医療協力プロジェクトを企画立案し、日本の柔道整復術がベトナムの医療の向上及び人材開発に寄与することを目的とした覚書に国際医療技術財団、日本柔道整復師会及びベトナム政府保健省伝統医学局の代表が署名致しました。

<柔道整復診療専科を国立病院へ設置>

ベトナム人の患者を治療する日本の柔道整復師

日本の柔道整復師が作成した柔道整復術施術所の設計図を参考に国立ホーチミン市伝統医学病院へ提案し、病院内に柔道整復術施術所を設置してもらいます。
そこへ最新の日本の関連機器を配備します。

これらによって近代的な柔道整復術施術所が機能するものと見込まれます。

 

【遂行メンバーや受益者からのメッセージ】

<柔道整復術ベトナム国際セミナー参加者からの声>

保存療法を必要とするベトナムの医師と患者

柔道整復術のトレーニングコースをベトナムの伝統医学病院で開催してほしい。
ベトナムの医科大学で柔道整復術の授業を受けたい。
伝統医学と西洋医学の相乗効果を図るためベトナムで柔道整復術を適用・普及させたい。
ベトナムで外傷手技治療に関する調査研究を実施してほしい。
柔道整復術の診断・治療・リハビリテーションに関する共同学術研究をしたい。
スポーツである柔道と医療である柔道整復術との関連性について多くの情報を知りたい。
活法と殺法に関する具体的な療法をもっと知りたい。
日本の伝統文化に触れ、柔道整復師の治療現場を見学したい。
柔道整復術は日々の健康増進を助けているように感じられる。
柔道整復師の卒後プログラムで、日越伝統医学の交流と協力を促進したい。

<国立ホーチミン市伝統医学病院の支援者からの声>

国立ホーチミン市伝統医学病院 ロック院長

ベトナムにおける伝統医療分野で相互に協力し、日本の医療技術サービスがベトナムの伝統医療の向上及び人材開発に寄与することを目的とした覚書が、国際医療技術財団と日本柔道整復師会とベトナム政府保健省伝統医学局の三者機関により署名されました。

そして、 私は日本の柔道整復医療に関する医療技術協力プロジェクトを企画立案し、全面的に協力して実践します。

<代表のお願い>

公益財団法人 国際医療技術財団  理事長 小西恵一郎

世界には、事故や加齢による運動機能の低下により歩行や運動を満足にすることができないという大きな問題があります。

いつまでも元気な足腰で道を歩きたい。
それは私たち人類共通の願いです。

このような中にあって患者の自然治癒力を最大限に生かした治療を本旨とする柔道整復術は、健康寿命を延ばし、農山漁村を活性化させ、ベトナムの経済産業の発展に資することが期待されています。

日本の民族医学である柔道整復術の普及により、快適な日常生活や社会活動を楽しみ、誰もが生きがいを感じられる明るい社会を迎えることができる、そんな世の中を国際医療技術財団 JIMTEFは目指します。

何卒皆様方からの暖かい応援をくれぐれもよろしくお願い申し上げます。


【寄付によって達成できること】

近年、欧米先進国をはじめ世界的に伝統医療の利用頻度が急速に増加しています。
日本の伝統医療は手術をしない、薬を使わない、レントゲンを撮らない、注射を打たないということで被爆や感染症の心配がなく、安全で安価な医療として日本国民から絶大なる支持と信頼を得ています。
柔道整復師は無医村や過疎地での代替医療として応急処置に効力を発揮していることから災害医療にも有益であります。
柔道整復師は、競技現場でスポーツトレーナーとして、また高齢者の介護予防や社会復帰のための機能訓練指導もできるからです。
2002年、WHO(世界保健機関)は、日本の伝統医療治療技術である柔道整復術を “柔道セラピー” として認知し、その適応症は、運動器の疾患・外傷─骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷─です。
外傷患者、スポーツ選手、高齢者及び被災者等広範にわたって活用され、西洋医学と併用・共存することによって相乗効果が表れ、患者の選択性と利益が増大します。

団体情報
公益財団法人 国際医療技術財団

本財団は、開発途上国の医療サービスの向上を目的に開発途上国の医療技術者の育成と医療技術の向上に重点を置き、研修員受入、専門家の海外派遣、国内外におけるセミナーやシンポジウムの開催並びに災害医療研修を行っています。

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