SDGs③ すべての人に健康と福祉を

SDGs④ 質の高い教育をみんなに

SDGs⑯ 平和と公正をすべての人に

日本全国

特定の人々

社会的排除の解消

ひとりひとりに深い影響を与える

問題の解決

実行・確立段階

病気・障害

学習支援

しょうがい

しょうがいしゃ

聞こえに不自由のあるお子さんに学ぶ喜びを

  • 寄付額

    258,100

  • 目標金額

    300,000

  • 寄付数

    2

  • 開始日時

    2017/12/04 00:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】 

聞こえに不自由があるリスクを抱えながら、近所の仲の良いお友だちと共に学びたいと普通学校に通うお子さんたち。

聞こえない・聞こえにくい状況で、誰よりも一生懸命学ぼうとしている姿に出会います。

適切な文字支援を行うことにより十分な学びを保障し、希望を持って活躍できる将来を目指したり、よりよい人間関係づくりにつなげることが子どもたちの未来に必要不可欠です。

・筆記による支援では会話のスピードについていけず、十分な情報が得られない

・支援者が足りない地域が、地方にはたくさん存在している

・支援が制度化されておらず、金銭的な負担が大きい

主にこれらのことが、学びの妨げとなっています。

難聴の学生に対する視覚的な情報を保障するサービスは、現在大学など高等教育では徐々に整いつつありますが、初等・中等教育課程では、まだまだ手つかずの状態と言えます。

しかし、コミュニケーションにおける人格形成においても、知識や教養の礎となる基礎学力の習得のためにも、この時期こそ十分なサポートが求められるはずです。

子ども達の健やかな成長のために当たり前の「学ぶ権利」「仲間と共に過ごす喜び」を保障したいと、長らく行政への働きかけを続けてきた静岡県内の「親の会」の皆さんが、学校へ継続的な支援の受け入れ体勢をお願い出来るところまでこぎ着けました。

今後、お子さんたちが一度しかない学生生活を大切に過ごしていくために、学校や行政とよりよい関係を築きながら上記の問題点を一つ一つ克服し、最善のサポートをしていく事が求められます。

【解決する方法】

長野サマライズ・センターは携帯電話やインターネット回線により音声を取得し、パソコンで素早く文字を入力し、支援者の手持ちのタブレットやスマートフォンなどに文字情報を表示する『遠隔パソコン文字通訳』のシステムを大学や通信会社と共に開発してきました。

この遠隔支援システムにより、話し言葉の多くの情報を、支援者の不足している遠隔地にもリアルタイムで提供できるようになりました。

親の会の皆さんには、これまで懇談などで様々な支援の方法について情報提供を行い、実際にシステムを体験していただいた上で「遠隔パソコン文字通訳が子どもたちにとって有益な支援の方法の一つである」との共通の認識を持つことができ、今後の遠隔支援の継続を望んでくださっています。

学校の先生方も十分な受け入れ体勢を示してくださっているTさん、Mさん、Kさんについては、可能な限り継続した支援を受けていただき、よりよい学生生活をサポートしたいと考えています。

【プロジェクトのもたらす長期的成果】

もっとも実体験として受け取りにくい・体験ができないと言われている「難聴(聴覚障害)=聞こえない・聞こえにくい」ことへの理解を促すことができます。

授業に支援を行うことで、教科書だけでなく先生のお話からも子どもたちの理解が深まり、その後の学びに対する興味や意欲が生まれます。

お友だちの発言がわかることで個性に気付くことができ、多様な友だちとのコミュニケーションも積極的に出来るようになり、人間関係が円滑になることも期待できます。

受け取る情報量の違いによる、他のお子さんたちとのすれ違いや誤解などを防ぎ、いじめなどを防ぐことができます。

聞こえに不自由があるお子さんでも適切な情報支援が行われることで、学びが保障され、将来的にも社会で活躍できる人材に成長できます。

全国各地に点在して保護者も孤独になりがちの難聴のお子さんたちに、授業が理解できないという課題を解決するための支援方法があることを、このプロジェクトで広く周知し、孤独を解消したいと思います。

この支援を行うメンバーたちは子育て中であったり、介護中であったり、闘病中であるなど、自分たちも多様な課題を抱えていることが少なくないのが現状です。

難聴のお子さんたちの喜びの声を受け取ることで自分たちの次の一歩への励みとなり、社会課題を力を出し合って解決していくことを学ぶ機会にもなります。

【遂行メンバーや受益者からのメッセージ】

・「すごくいい!授業がよく分かる!今までで一番楽しい授業だった!」

・聞き取れないことで周りを気にしていつもきょろきょろせざるを得ないので、疲れ切ってしまうことが多かったのですが、今日はぜんぜん疲れなくて楽しく授業を受けることができました。

・先生やお友達の言葉が画面に表示された時の、嬉しそうな顔が印象的でした。

・「いままでこんなに聞こえていなかったのだ」と本人も実感したようでした。

・先生が口頭で問題を出し、口頭で答える場面が多かったことと、地理では用語や数字がたくさん出てきて「これは本当に助かっただろうな」と想像しながら見ていました。

本人が帰ってきて感想を聞くのが楽しみです。

【寄付によって達成できること】

●10,000円あれば、1時間の授業1回の支援に必要な通信費・通訳費等に充当できます。

●15,000円あれば、2時間の芸術鑑賞に必要な通信費・通訳費等に充当できます。

●30,000円あれば、4時間の社会見学に必要な通信費・通訳費等に充当できます。

 

団体情報
長野サマライズ・センター

ICT機器やICT関連技術を有効に活用することで、障がい者・高齢者を中心とした地域に住む人々の自立をサポートし、社会参加の促進を目指す。
また、それに関わる人材を育成し、地域社会の発展と、誰にでも優しい街づくりに寄与することをミッションとする。

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