SDGs③ すべての人に健康と福祉を

SDGs④ 質の高い教育をみんなに

SDGs⑯ 平和と公正をすべての人に

日本全国

特定の人々

社会的排除の解消

ひとりひとりに深い影響を与える

問題の解決

実行・確立段階

病気・障害

不登校

学習支援

しょうがい

しょうがいしゃ

難聴や聞こえに不自由のある学生の高校での支援実現を目指して

  • 寄付額

    218,500

  • 目標金額

    300,000

  • 寄付数

    3

  • 開始日時

    2016/07/19 00:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】

普通学校に通うK君。

人工内耳を装着しており、1対1でのコミュニケーションでは大きな問題なく過ごすことが出来ていますが授業の内容を理解することは難しく、小学校では手書きで授業の内容を補足する支援を受けていました。

中学校に入り、授業の内容は高度になり進み方も早く、抽象的な言葉もたくさん出てきます。

授業の内容がまったく理解できない日々が続いていますが、この中学校では支援が認められませんでした。

「支援がほしい」という声をあげることもできない雰囲気の中で、自傷行為に陥ってしまうほどの苦しさを感じています。

先生の口の動きが分かるように席を一番前の真ん中にしてもらっていても、教室内を歩き回って指導される時や、黒板に板書しながらだと顔が見られず、クラスメートの発する発言内容を知ることもできないため、大きな疎外感を感じながら過ごしている状況です。

「授業内容をきちんと理解したい。」

「同じように学びたい。」

「友だちの発言を聞き、参考にして考えたりしたい。」

「楽しそうに教室が沸き立つ理由を知りたい。」

「そして一緒に笑いたい。」

そんな当たり前の願いを叶えたいと思います。

聴覚障がいを持つ子どもたちの学ぶ環境が十分保障されておらず、聞こえないまま我慢している現状を変えるために、長野サマライズ・センターの「遠隔パソコン文字通訳」で実際に授業の情報を届け、K君に安心して授業に参加してもらう。

同時に、継続した支援の実現のために、教育現場へ理解を求める働きかけを行いたいと思います。

【解決する方法】

長野サマライズ・センターの提供する「遠隔パソコン文字通訳」では、先生やクラスメートの発する音声を電話回線で聞きながらパソコンで入力を行い、モバイル端末に文字を表示させる事で、授業や行事の内容を即座に文字表示させます。

パソコン文字通訳の支援が入れば、K君にも先生や友だちが話している事が理解でき、みんなと一緒に笑うこともできます。

この遠隔文字通訳を行うために、通常の授業1時間当たりおよそ10,000円の経費が必要です。

K君がよりよい学びを得るために、2学期から2年生の終わりまでに35回の授業支援と3回の行事支援を想定すると、機材費や通信経費を含め30万円がたりません。

一人でも多くの皆さまのご協力をいただくことが、K君の学びを保障し、孤独からくる自傷行為の回復につながっていきます。

【プロジェクトのもたらす長期的成果】

必要な授業に対して支援をすることでK君の授業に対する理解が深まり、その後の学びに対する理解にも違いが出てきます。

授業中、友だちの発言がわかることでコミュニケーションが十分に出来るようになり、人間関係が円滑になることも期待できます。

実際の授業に長期的な支援をつける事で、先生や学校、教育関係者に「パソコン文字通訳」の必要性や有効であることを理解していただくことができます。

学びを保障されることで、社会で活躍できる人材に成長します。

【遂行メンバーや受益者からのメッセージ】

「遠隔体験した時の本当にうれしそうな息子の笑顔が忘れられません。支援をとても楽しみにしている息子です」

【寄付によって達成できること】

●10,000円あれば、1時間の授業1回の支援をつける事ができます。

●15,000円あれば、2時間の芸術鑑賞に支援をつける事ができます。

●30,000円あれば、4時間の社会見学に支援をつける事ができます。

団体情報
長野サマライズ・センター

ICT機器やICT関連技術を有効に活用することで、障がい者・高齢者を中心とした地域に住む人々の自立をサポートし、社会参加の促進を目指す。
また、それに関わる人材を育成し、地域社会の発展と、誰にでも優しい街づくりに寄与することをミッションとする。

団体にメールで問い合わせる
団体にメッセージを送る