SDGs① 貧困をなくそう

SDGs④ 質の高い教育をみんなに

SDGs⑩ 人や国の不平等をなくそう

SDGs⑯ 平和と公正をすべての人に

関東

特定の人々

環境や仕組み

社会的排除の解消

広く浅く、多くの人に直接効果を与える

ひとりひとりに深い影響を与える

事業・サービス・政策等のイノベーション

問題の悪化を防ぐ

問題の解決

問題を人々に認識してもらう

定着・普及段階

虐待

貧困

居場所支援

ホームレス

アート

芸術文化

児童養護施設にアーティストを!すべての子どもにアーティストとの出会いの場をつくるプロジェクト<ASIAS(エイジアス)>

  • 寄付額

    310,176

  • 目標金額

    3,000,000

  • 寄付数

    11

  • 開始日時

    2015/10/09 00:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

「芸術家と子どもたち」は家庭環境や障害の有無などに関わらず、すべての子どもたちにアーティストとの出会いの場を提供し、創造的活動を通して、自分と他者の良さ、違い、多様性を認め合い、豊かな関係をつくることを目指しています。

 

~プロジェクトを始めた社会的背景~

美術館では子ども連れの家族を目にすることもありますが、日常的にアートに触れる暮らしをしている家庭の割合は低く、子どもがアートに出会う機会は家庭環境に大きく左右されます。親の興味関心や経済状態によって、子どもたちの文化的格差が生じているのが現状です。

「あらゆる子どもたちにアーティストと出会う機会を提供したい」そんな思いから、子どもたちの日常生活の場である学校の授業へアーティストを派遣するASIAS事業(エイジアス:ASIAS=Artist's Studio In A School)が始まりました。

その後、児童養護施設をはじめ、障害児入所施設や母子生活支援施設など、様々な児童福祉施設に通うようになりました。児童養護施設などの社会的養護のもとで暮らす子どもたちは、施設だけでは抱えきれないほど様々な課題を抱えています。特に大人との関わりが希薄なため自分一人では心の安定が図れなかったり、自己表現が苦手なためにSOSを出せない子どもたちが増加しています。

芸術家と子どもたちでは、アートを通じて課題にアプローチするべく、経験と実績が豊富なアーティストを派遣し、施設と連携しながらワークショップを実施しています。

 

~ASIASが大切にしていること~

私たちが展開するのは、一方向の関係性による講習や鑑賞型プログラムではなく、コミュニケーションやプロセスを重視するワークショップ。アーティストと子どもたちや、子どもたち同士がお互いに刺激を受け、双方向の関係性を築きながら活動します。

ワークショップで子どもたちは、音楽や身体的な触れ合い・手触り感など、五感を通じて、様々な刺激をインプットし、身体感覚を研ぎ澄ませていきます。その結果としてアウトプット(表現)が生まれます。アーティストは、子どもたちの「言葉を用いない些細な表現」をも、しっかりと受け止め、音や身体を通して丁寧に返していきます。

こうした「承認される」ことや、「自分がしたことを相手が受け止めて返してくれる」経験を積み重ねていくことで、「自己肯定感」が芽生え、安心感の中で、人と信頼関係を築くことを体得していきます。

 

~社会的養護のもとにいる子どもたちとの活動~

児童養護施設等への入所理由として、最も多い原因は「虐待」です。虐待を受けた子どもたちは、情緒や行動面、自己認知や性格形成など非常に広範囲にわたる深刻なダメージを受けており、一人ひとりの特性に合ったより専門的なケアが求められています。

近年、家庭的養護の推進、専門的ケアや自立支援等の施策の充実も図られていますが、成果が出るまで時間がかかりコーディネートの負荷が高い支援は、継続が難しく不足しがちです。芸術家と子どもたちでは、既存の制度では補えない、個々人を尊重し、かつ継続可能な自立支援活動を通して、虐待の連鎖などの社会的課題の根本的な解決を目指しています。

ASIASでは、多くの場合、他者と協力しながら小集団で音楽やダンス、造形などの創作を行います。ひとと関わり、ひとに自分をさらけ出す経験、ひとの表現を面白がる経験、ひとと悔しさや哀しみ、喜びを分かち合う経験、みんなでひとつのことを成し遂げる経験…。こうした一つひとつの経験を経て、子どもたちは、自己肯定感を高め、コミュニケーション能力を高め、他者との信頼関係を構築していきます。

 

~皆さんからの寄付によって達成できること~

私たちの活動に、多くの賛同やご要望をいただく中、残念ながら、現在、それらのニーズ全てに応えることはできないでいます。活動資金が足りないからです。

皆さんからいただいた寄付金は、講師の謝金や交通費、スタッフ・ボランティアへの交通費、ワークショップの材料費に充て、より多くの子どもたちに、きめ細かな質の高い活動の実践を目指します。また、継続的な活動や、実施施設数を増やすことも可能になります。

この出会いの場を必要としている、一人でも多くの子どもたちに私たちの活動を届けるために、皆さんからのご支援を心よりお待ちしております。

団体情報
芸術家と子どもたち

子どもを中心に芸術家によるワークショップや教育普及事業を行い、子どもの健全育成ならびに芸術文化の振興に寄与する。【アートとの幸福な出会い】をキーワードに、美術館や劇場など限られた場所だけでなく、生活の中で身近に感じられるような、人々とアートの出会いの場を創ることを目指しています。

団体にメールで問い合わせる
団体にメッセージを送る