環境保全

SDGs⑭ 海の豊かさを守ろう

日本最大のサンゴ礁を救う赤土流出防止プロジェクト

  • 寄付額

    1,037,100

  • 目標金額

    600,000

  • 寄付数

    12

  • 開始日時

    2015/12/08 00:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

日本最大のサンゴ礁石西礁湖(せきせいしょうこ)が衰退し危機に瀕しています。その回復のためには、サンゴを食べるオニヒトデの駆除などのほか、サンゴの生育環境の改善が必要です。サンゴはきれいな水でないと生きられません。赤土流出による濁りで光合成ができなくなり、同時に流出する肥料などが藻類を繁茂させてサンゴの生育場所を狭めます。サトウキビの農法転換などにより、農地からの赤土流出防止を目指します。

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】
 沖縄県石垣島と西表島の間に広がる石西礁湖は、日本最大のサンゴ礁の海です。その多様で豊かなサンゴ礁生態系は世界的にも貴重で、ここで生まれたサンゴが沖縄本島などへ流れ着き成長する、我が国の「サンゴの源流」とも言われています。
 この石西礁湖のサンゴ礁が、白化、オニヒトデの大量発生、赤土流出や水質汚濁などで衰退し、今、大きな危機に瀕しています。
石西礁湖は、漁業や観光など地域経済を支える存在であるとともに、すべての人の共通の財産です。石西礁湖を再生し、かつての豊かな海を取り戻すことが課題となっています。

【解決する方法】
 石西礁湖の自然再生を目的に、地元住民、市民団体、漁業や観光関係の団体、研究者、行政機関など多様な関係者が集まり、2006年2月石西礁湖自然再生協議会が設立されました。
 協議会は2007年9月に「石西礁湖自然再生全体構想」をまとめ、現在はそれに基づき、自然再生に向けた施策、取り組みが行われています。
 石西礁湖サンゴ礁基金は多くの方に寄付を募り、他の協議会メンバーと協力して、石西礁湖自然再生の取り組みを進めています。
 中でも、陸域からの赤土流出防止が大きな課題となっているため、最大の赤土
発生源であるサトウキビ畑で、赤土流出の少ない「株出し」への農法転換を目指し、農家への支援を行っています。

【プロジェクトのもたらす長期的成果】
 石西礁湖のサンゴ礁が回復することにより、この地域の観光、産業の発展につながるほか、ここを訪れる人々、さらにすべての人が豊かなサンゴ礁の海の恵みを受けられるようになります。

【メッセージ】
メンバーの前田です。2009年3月石垣島から出航して、1年10か月かけてヨットで世界一周航海を達成しました。サンゴ礁にこだわり5回の赤道越えをして見聞して来ました。感想は、石西礁湖が世界有数の素晴らしいサンゴ礁であることと同時に、今危機に瀕しているということです。
まだ手遅れではありません。打つ手はあります。皆様一人一人の英知を結集すれば必ずや素晴らしいサンゴ礁が戻ってきます。楽しい夢を見ながら汗水流しましょう。

【寄付によって達成できること】35,000円あれば、1ヘクタールのサトウキビ畑を、赤土流出の少ない株出し栽培に転換させることができます。

 

 

団体情報
石西礁湖サンゴ礁基金

石西礁湖など八重山のサンゴ礁が、白化、オニヒトデ、赤土流出、水質汚濁などで衰退し、危機に瀕しています。当団体は、かつての石西礁湖の姿を取り戻すため設立された「石西礁湖自然再生協議会」の基金として、八重山のサンゴ礁の危機を救い、豊かで美しいサンゴ礁を再生するため、活動しています。

団体にメールで問い合わせる
団体にメッセージを送る