SDGs③ すべての人に健康と福祉を

SDGs④ 質の高い教育をみんなに

SDGs⑰ パートナーシップで目標を達成しよう

日本全国

定着・普及段階

病気・障害

しょうがい

病気

保育

芸術文化

入院中のこどもたちが、こどもらしく輝く瞬間を届けたい

  • 寄付額

    1,212,692

  • 目標金額

    600,000

  • 寄付数

    49

  • 開始日時

    2011/04/09 00:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

日本クリニクラウン協会は、入院中のこどもたちのところへ、赤い鼻をつけたクリニクラウン(臨床道化師)を派遣し、こどもの成長や発達をサポートしています。入院をしているこどもがこども本来の生きる力を取り戻し、笑顔になれる環境づくりを行っています。

【プロジェクトが解決しようとしている社会的課題】

こどもたちは本来、遊びを通し、様々なことを学び成長していきます。入院しているこどもたちは、治療のために、痛いことや苦しいこと、がまんしなければならないことがたくさんあります。治療が優先になる入院生活では、こどもの成長に大切な新鮮な出会いや遊びが制限され、こどもがこどもらしく過ごすことが難しくなります。だからこそ、クリニクラウンの活動を通して、こどもたちが一瞬でも病気のことを忘れ、こどもらしく過ごせるような「こども時間」を届けたい。そして、こどもたちの、今この瞬間が輝いていくためにも、家族や病院のスタッフと連携をとりながら、入院生活を送るこどもたちの療養環境の向上を目指していくことが大切であると考えています。

【解決する方法

入院中のこどもたちがこどもらしく過ごせる「こども時間」を届けるために、クリニクラウンは小児病棟を訪問します。クリニクラウンは、遊びの中で、こどもの想像力や自発性を引き出し、人との出会いやコミュニケーションを通して、こどもの成長や発達をサポートします。こどもたちが一瞬でも病気のことを忘れ、おもいきり笑い、主体的に遊ぶ環境をつくることがクリニクラウンの役割です。また、クリニクラウンはこどもたちの病室やベッドサイドへの定期的な訪問を大切にしています。定期訪問のなかで、家族や病院のスタッフとも連携をとりながら、入院中のこどもたちの療養環境、そしてクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)の向上を目指し活動しています。

2005年から20193月末までの14年間で全国83病院、3485回、約10万人のこどもたちに「こども時間」を届けることができました。

訪問先病院からは、「こどもたちの目が次第に輝き、最後には見ているだけでこちらもつい微笑んでしまうほどの笑顔になっていました」「病院スタッフにとっても、クリニクラウンの関わりから、こどもや家族とのコミュニケーションのとりかたを学ぶことが多く、毎回楽しみにしている」と感想をいただいており、継続的な訪問や、訪問回数の増加を要望されています。また、新規の病院からも訪問希望がありますが、財政上の制限があり、これらの要望に応えることができていません。現在活動しているクリニクラウンの大半が大阪在住のため、大阪から全国の病院へ訪問しています。そのため、遠隔地への訪問は旅費交通費の負担が大きくなってしまい、訪問回数が少ないことも課題の一つです。

今回のプロジェクトで集まった寄附金は、新規の病院への訪問と、訪問先病院への訪問回数の増加の費用として活用します。全国を6ブロック(北海道東北、関東、東海北陸、近畿、中四国、九州沖縄)に分け、各ブロックごとに、まだクリニクラウンが訪問できていない新規の病院への訪問や、訪問回数が少ない病院への訪問を増やしていきます。

※現在、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大による政府の見解を受けて、訪問先病院の担当者と相談を重ね、訪問を中止しています。今後も、訪問先病院の担当者と相談をしながら訪問を検討していきます。(状況が変わり次第、こちらのページでお伝えします。)

【寄付によって達成できること】

クリニクラウン(21組)の病院訪問費用(1回分)は315万円。 これらは、クリニクラウン2名の人件費、旅費交通費、健康診断ワクチン接種費用などです。クリニクラウンは入院中のこどもたちを支える専門職として活動しており、小児がんや心臓疾患、そしてターミナル期のこどもたちと関わることも多く、NICU(新生児集中治療室)やICU(集中治療室)にも訪問。医療スタッフと同じガイドラインに基づきワクチン接種などが必須です。

60万円の寄付があれば、ブロックごと(北海道東北、関東、東海北陸、近畿、中四国、九州沖縄)に各1回の訪問を実施することができ、新規の病院への訪問と訪問先病院への訪問回数を増加することができます。

みなさまからの寄付は、入院中のこどもたちが、こどもらしく過ごせる「こども時間」につながります。そして、入院中のこどもたちの一人ひとりの笑顔につながっていきます。

【プロジェクトがもたらす長期的成果】

このプロジェクトを通して、まだクリニクラウンが訪問したことのない新規の病院への訪問と、訪問先病院への訪問回数を増やしていきます。クリニクラウンが定期的に訪問することで、ひとりでも多くの入院中のこどもたちに、こどもらしく過ごせる「こども時間」を届けることができます。また、定期訪問により病院のスタッフとの連携が深まり、こどもの成長や発達、療養環境について、一緒に取り組んでいくことができます。

今後は、クリニクラウンが訪問したことのない都道府県もあるので、全国を6ブロック(北海道東北、関東、東海北陸、近畿、中国、九州沖縄)に分け、各ブロック単位で、新規の病院への訪問と、訪問先病院の訪問回数を増やしていくことを考えています。ブロックごとにクリニクラウンの養成を行い、育成されたクリニクラウンが地域の病院を訪問することで、交通費がかかる課題を解消し、訪問回数の増加を目指していくことも考えています。そして、各ブロックで、クリニクラウンの訪問を、地域の人たちが応援・支援できる体制をつくり、地域のネットワークを充実させ、病気や障害を抱えるこどもたちや家族を地域全体で支える体制を目指したいと思っています。

ひとりでも多くの入院中のこどもたちに、こどもらしく輝く瞬間を届けたい。

入院中のこどもたちがこどもらしく過ごせる「こども時間」を届ける仲間になってください。みなさまからの寄付をお待ちしています。

団体情報
日本クリニクラウン協会

認定NPO法人 日本クリニクラウン協会は、闘病生活を送る子どもの権利を尊重し、入院しているこどものもとへクリニクラウンのあたたかい笑顔と心のこもったふれあいを届け、入院しているこどもたちがこども本来の生きる力を取り戻し、笑顔になれる環境をつくるために活動しています。

団体にメールで問い合わせる
団体にメッセージを送る