2月の炊き出し・物資支援のご報告と今後の活動について

グッドネーバーズ・ジャパンは自治体や避難所の方々と連携しながら、大きな被害を受けた石川県輪島市での支援活動を続けています。

2月前半には、避難所となっている輪島市の各施設にて中華丼の炊き出しを行いました。

 

(炊き出し実施場所)

・輪島市地方合同庁舎

・港公民館

・地域生活支援ウミュードソラ

・特別養護老人ホーム ゆきわりそう

 

 

2月3日時点で約90名の方が避難生活をしていた輪島市地方合同庁舎には、キッチンがなく、普段は家庭用サイズの電子レンジや電気ポットなどを使って簡単な調理のみをされていました。

また、近隣には車中泊や自宅避難をされている方も多く、約100名の方が炊き出しを受けに来られたり、トイレトレーラーのトイレを借りに来たりしているそうです。依然として断水が続く自宅も多く、水に関する設備が未だ自由に使えない方が多くいらっしゃいます。

 

避難所で物資や食事の管理をする方たちに少しでも休まる時間を提供するためにも、当団体の炊き出しでは、準備から片づけまでをスタッフが行っています。5日に炊き出しを行った港公民館の方からは、「今日は何もしなくていいから助かる」と嬉しい声が聞かれました。

 

炊き出しの中華丼を食べた方からは「美味しかったです。お腹いっぱいになってから見ても美味しそうだ」と喜びの声をいただき、温かい食事を提供する意義を感じました。

 

 

また、5日には、河原田公民館への物資支援を行いました。河原田公民館へは、これまで衣料品や掃除用品など様々な物資支援を行ってきました。3日に改めてヒアリングを実施したところ、調味料などが足りていないとの声が寄せられました。そこでニーズに合わせて、めんつゆ、みりん、鶏がらスープ、ふりかけ、お茶漬けなどをお届けしました。

 

「こんなに!助かります」と喜びの声をいただきました。

 

 

また、要望をいただいた避難所に、冬用の帽子や手袋、マフラーといった衣類の提供も行いました。

 

◆今後の活動について

 

地震発生から2か月が経過し、食料や物資の需要は少し落ち着いてきており、足りているという声も多く聞くようになりました。また、炊き出し支援に関しても1月に比べると多くの団体が支援に入っており、「昼ごはんと夜ごはん、どちらも炊き出しの予定がある」という避難所も増えてきたように感じます。

 

グッドネーバーズ・ジャパンは現地ニーズを調査の上、仮設住宅を含む応急住宅への電化製品提供の支援や、小学生を対象とした学習支援および心のケアを行うプログラムの実施の準備を進めております。

 

どうか、皆さまの温かいご支援をお願い申し上げます。