「熱々のご飯を食べられて、本当にうれしい」引き続き、炊き出しと物資支援を行っています

グッドネーバーズ・ジャパンは被災地の行政や避難所で被災された方々へのニーズ調査を経て、大きな被害を受けた石川県輪島市での支援活動を続けています。

 

輪島市輪島高等学校にて物資配付をする様子(2024年1月17日、石川県輪島市)

 

現地の方から不足しているものをヒアリングする様子(2024年1月20日、石川県輪島市・鳳至小学校)

 

今回は2024年1月17日~22日の活動についてご紹介いたします。

2024年1月17日時点で220名と多くの方が避難している輪島高等学校には、不足していると要望があった防寒着・下着類・靴下・手袋・毛布といった衣料品を、お届けました。

また、ガムテープ・スリッパ・冷却ジェルシート・スプーン・ドライシャンプー・45Lのごみ袋・ハンドクリームといった物資や、食事提供の際に不足していると要望があった食品用ラップやアルミホイル計10箱ほど、加えて紙パンツや簡易トイレ、シュラフを各施設に、お届けしました。

(支援物資提供先)
・2024年1月17日:輪島高等学校・鳳至小学校・河原田小学校
・2024年1月20日:鳳至小学校

輪島市では多くの地域で依然として水が復旧しておらず、衛生状態を清潔に保つための物資が必要とされています。簡易トイレは、在宅避難をしている人にも使用される予定です。また、お皿での食事提供が難しい環境では、食品用ラップやアルミホイルも重宝されています。

 

グッドネーバーズ・ジャパンは、被災された方々から不足しているものを聞き取った後、迅速に物資を提供することを目指しています。

「いただいたもので必要ない物を要らないと言いにくいので、ニーズを理解して必要なものだけを持ってきてくれるのはありがたいです」
「物資を発注してもなかなか入ってこない。グッドネーバーズ・ジャパンさんは、2日前にお伝えした物資をすぐに届けてくれるので、本当にありがたいです。」
と、現地のニーズ調査の大切さを改めて感じました。

 

食品用ラップやアルミホイルをお渡しする様子(2024年1月17日、石川県輪島市・河原田小学校)

 

また、2024年1月20日と22日には、避難所となっている輪島市の各施設にて中華丼の炊き出しを行いました。

(炊き出し実施場所)
・2024年1月20日:港公民館
・2024年1月22日:大屋公民館

2024年1月20日時点で70名ほどが暮らしている港公民館にて炊き出しを行った際には、「炊き出しが来ると食事を準備することを考えなくていいから、座ったり、談笑したり、昼寝をすることができる」と、嬉しい声をいただきました。

2024年1月22日の大屋公民館で炊き出しを行うのは、2024年1月8日に続き2回目です。前回は豚汁とおにぎりを提供しましたが、今回は約40人分の中華丼を提供しました。普段は公民館内で炊き出しがあまり行われず、料理中のいい匂いが避難所に漂うと「何ができてるのかな?」と、久しぶりに楽しい気持ちになったと、喜んでいただきました。また、「ごはんが冷めていることが多いけど、今回は熱々のご飯を食べられて、本当にうれしい。」との声をいただきました。

 

炊き出しとして中華丼を調理する様子(2024年1月22日、石川県輪島市・大屋公民館)

 

断水や寒さといった厳しい環境により、被災地では発災から一カ月がたとうとしている今でも、苦しい状況が続いています。
今後も私たちは一日も早い復旧に向けて、引き続き支援活動を続けていきます。

 

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