輪島市の避難所にて、支援物資の配布と炊き出しを行いました

グッドネーバーズ・ジャパンは被災地の行政や避難所で被災された方々へのニーズ調査を経て、大きな被害を受けた石川県輪島市での支援活動を続けています。

輪島市立河原田小学校にて炊き出し準備をする様子(2024年1月14日、石川県輪島市)

 

今回は2024年1月10日~15日の活動についてご紹介いたします。

不足していると要望があった下着や靴下といった衣料品、掃除用品や使い捨ての食器・キッチンペーパー、食料を避難所となっている輪島市の各施設に、届けました。

(支援物資提供先)
・2024年1月10日:輪島市河原田公民館
・2024年1月12日:JAのと おおぞら天翔河原田
・2024年1月13日・15日:輪島市港公民館


輪島市ではまだ水が復旧しておらず、一部施設では、特にトイレを流す水に困っており、川からくんできているとのことでした。そういった状態で、さらに衛生状態を保つためのトイレの掃除用品が足りていないという話をいただき、お話をいただいた2日後にトイレの掃除用品を届けました。

 


輪島市港公民館にて物資配布をする様子(2024年1月13日、石川県輪島市)

 

下着や靴下をお渡しする様子(2024年1月10日、石川県輪島市・河原田公民館)

 

また、2024年1月10日、12日、14日には、避難所となっている輪島市の各施設にて中華丼の炊き出しを行いました。

(炊き出し実施場所)
・2024年1月10日:輪島市河原田公民館
・2024年1月12日:JAのと おおぞら天翔河原田
・2024年1月14日:輪島市立河原田小学校

2024年1月10日時点で70名ほどが身を寄せていた輪島市河原田公民館では、避難者の方々の多くが高齢者のため、一部の方が有志で日々の食品の準備をしていました。そういった方々に少しでも休息をとっていただくためにも、調理と片付けはスタッフのみで行いました。避難者の方々からは「あたたかいご飯で、体がぽかぽかになりました」と嬉しい声をいただきました。

2024年1月12日時点で80名ほどが避難されていたJAのと おおぞら天翔河原田では、避難している方の80%が高齢者のため、食べやすいように鶏ひき肉を使用して調理しました。こちらの施設のキッチンには80名分の食事を作れる十分な設備がなく、外での調理のために仮設の屋根を立ててくださいました。

2024年1月14日の輪島市立河原田小学校では、多くの方が高齢のため、美味しく召し上がっていただけるように薄めの味付けにし、100食提供しました。「温かいたべものは食べる機会がなかったので大変うれしいです」と喜んでいただきました。

 

避難所の方々を対象に、中華丼の炊き出しを実施(2024年1月10日、石川県輪島市・河原田公民館)

 

仮設の屋根下で調理をする様子(2024年1月12日、石川県輪島市・JAのと おおぞら天翔河原田)

 

被災地では依然として苦しい状況が続いています。
身体が動かせない・気温が低いといった厳しい環境により、血行不良などの不調を覚えたりする方もおられます。
今後も私たちは一日も早い復旧に向けて、自治体や避難所の方々と連携し、支援活動を続けていきます。

 

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