輪島市の避難所にて、支援物資の配布と炊き出しを行いました

グッドネーバーズ・ジャパンは被災地の行政や避難所で被災された方々へのニーズ調査を経て、被害が大きく、他の支援団体からの支援がまだ行き届いていない石川県輪島市での支援活動を開始しました。

 


大雪により一時アクセスが制限された輪島市(2024年1月7日、石川県輪島市)

 

現在、4名のスタッフが被災地に入り活動にあたっています。

2024年1月6日と7日には、避難所となっている輪島市の各施設に、水やお茶などの飲料とカップ麺やカップご飯などの食料を届けました。

(支援物資提供先)
・2024年1月6日:輪島市立河井小学校 、輪島市ふれあい健康センター
・2024年1月7日:輪島市河原田公民館

 

輪島市河原田公民館にて配布準備をする様子(2024年1月7日、石川県輪島市)

「カップ麺は簡単に作れるので嬉しい」と食料を受け取る河原田公民館の古谷館長(右側)(2024年1月7日、石川県輪島市)

 

2024年1月7日時点で80名ほどが身を寄せている輪島市河原田公民館では、館長の古谷さんから「カップ麺などは簡単に作れるので嬉しい」との声をいただきました。

さらに、2024年1月8日には、避難所となっている輪島市の大屋公民館にて炊き出しを行いました。

避難所の方々を対象に、豚汁とおにぎりの炊き出しを実施(2024年1月8日、石川県輪島市・大屋公民館)

 

温かい夕食は皆さんに喜んでいただけました(2024年1月8日、石川県輪島市・大屋公民館)

 

大屋公民館には現在、約60人の方が避難されており、水がまだ復旧していない等、多くの方が困難な状況で避難生活を送っています。その中で、温かい豚汁とおにぎりの炊き出しは大変喜ばれ、「こうやって、作ることから配膳・片づけまでしてくれてありがたいです」「野菜がたくさんで、温かいご飯がうれしいです」といった言葉と共に、「ありがとう」と「あなたたちも気を付けて」との声をたくさんいただきました。

しかし、被災地の状況は依然として厳しく、課題が山積しています。
「水が復旧せず、お風呂に入れていない」
「避難している人の多くが高齢の方で、少ない人数で毎日の食品の管理や提供をしていて大変」といった声が上がっています。

発災から1週間がたち、避難されている方々は、疲労やストレスを抱えておられます。私たちは現地の自治体や社会福祉協議会などと連携を取りながら、適切な支援を続けていきます。