支援が届かない山間部へ:モロッコ地震緊急支援開始

AAR Japan[難民を助ける会]は、9月8日に北アフリカのモロッコで発生した大地震への被災者支援を、現地団体「リフ・トライブス・ファウンデーション(RTF)」と連携して開始しました。山間部の被災地には、支援が届いていない地域が多数あり、一刻も早い支援が必要です。

 

支援物資を積み込むRTFのスタッフ

 

モロッコでの大規模地震では、死者2946人、負傷者は5674人が確認されていますが、脆弱な建物が多く崩壊し、余震による被害の拡大が懸念されています。AARは地震発生直後より情報収集を開始し、現地で活動するRTFと連携して支援活動を行うことを決定しました。

 

RTF が活動するハイアトラス山脈の山間部は、アクセスが非常に悪く、支援が届いていません。村々では、余震が続くなか家を失った女性や子どもたちが、がれきの中で眠る姿も見られます。被災者からは「これまでも何度も地震が起きていましたが、こんなひどい状況は初めてです」との声がきかれています。RTF人道支援チームは地元行政と連携し、数百人を収容できる大型テントの設置や飲料水・食料、オムツなどの衛生用品の配付を行っています。

山間部に運ばれる支援物資

 

AARはこれまでの緊急支援の経験を活かし、現地団体と連携して支援が届いていない地域へ届けて参ります。皆さまのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

★ご支援はこちらから★

https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=20488

 

(写真はすべてRTF提供)