【コラム】この前あった嬉しいできごと

12月も終わりに差し掛かり、2024年のスタートが目の前に差し迫ってきましたね!

 

アスイクのフリースペースでは先日、クリスマスパーティーを行いました。

泉中央、東口、長町と三拠点で個別に開催。

私も参加した泉中央でのクリスマスパーティーではたこ焼きやケーキを作ってみんなで食べました!

 

イベントがある時にはいつも、事前準備の買い出しを子どもたちと一緒に行くのですが、

今回のイベントの買い出しの時、ひとつ嬉しい出来事があったのでこちらでシェアさせていただきます!



今回のパーティーで必要な材料を探しに、百円ショップへ行った時のことです。

買わなければならないものはたくさんあったので、子どもたちやボランティアさんと手分けして必要な物をさがしていたのですが、いくら探しても見つからない商品がありました。

 

「ゼラチンあったー?」

「見つからないよー売ってないんじゃないの?」

「いやいや!絶対あるって!前に来たときはあったもん!」



レアチーズケーキを固めるために必要な“ゼラチン”がいくら探しても見つからないのです。

前に来たときはあった気がするのに、いざ買おうとして探すとちっともみつかりません…。

子どもたちとスタッフ、数人がかりで探しても見つけられずあきらめようとしたときでした。

 

「あの…これ、一生懸命さがしてたので…」

 

見ず知らずの女性が、そういって差し出した手には、なんとゼラチン!

どうやら、必死に探し回る子どもたちやスタッフの姿を見て、売り場から持ってきてくれたようで…(涙)

 

「え!ありがとうございます!」

「ありがとうございます…!」

 

急な出来事にみんなで目を丸くしながらも、お姉さんに何度もお礼を言いました。



お姉さんが立ち去ったあと、一緒に買い出しに来ていたA君がぽつりと言いました。

 

「世の中には優しい人もいるもんですね!」

 

私は嬉しくなって、力いっぱい頷きました。



私が関わる子どもたちは様々なバックグラウンドを持ってアスイクに来ています。

学校に行かなくなる、行けなくなるまでの様々な経験の中で、大人や社会に対する不信感を抱いている子どもたちも少なくはないと思います。

 

それでも、アスイクでの小さな出来事や経験を通して、「あの時、誰かと関わってみて、こんないいことがあったな」というエピソードが積み重なっていって、誰かと関わってみようと子どもたち自身が思えたら、それはとても素敵なことだと思います。



これからも、こういった一つ一つの出来事を大切に、子どもたちと過ごしていきたいと感じた最近の出来事でした。



NPO法人アスイク スタッフ 岡沼

 

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