【オサガメ活動地の近況】冬の個体群(2022-23年)

活動地の一つ、Jeen Shyuap海岸には2タイプのオサガメが産卵します。冬に産卵する個体群と夏に産卵する個体群です。下のマップでは便宜的に青色のオサガメが冬の個体群を表しています。

今日はこの冬の個体群の近況についてお伝えします。

残念ながらこの冬(2022-23年にかけて)、産卵の数はとても少なかったです。
昨年度、一昨年度と比較するとなんと半分まで数は減ってしまいました。350回程しか産卵がなかったのはここ18年で初めての最低記録でした。
現地の監視員曰く、今年は高波が大きくてそのせいで産卵が少ないのではとのことでした。
ウミガメの産卵数は年によって増減しますので、来年は増加に転じてくれるといいです。

団体HPのブログ内で、この春の現地からの動画をアップしています。是非ご覧ください!

また、残念なお知らせですがオサガメ保全のための助成金にいくつか挑戦しましたが、採択されませんでした。
ご支援いただいている皆様のおかげでオサガメ事業にサポーターがいらっしゃることを組織内部でも明示することができています。いつもご支援ありがとうございます。まだまだ資金は不足している状況ですので、活動を継続できるように努めてまいります。引き続きのご支援をよろしくお願い致します。