Jenny Jacklin Stratton | ©Fearless Collective/Amnesty International
世界中で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るった2020年。アムネスティの活動もこの非常事態への対応を余儀なくされ、また、コロナ危機に関連した新たな人権侵害にも対応を迫られました。一方で、人権の重要性が再確認された年でもありました。
こうした中、アムネスティ日本は、今年も皆さまと一緒に、さまざまな人権擁護の活動に取り組みました。
◆ 人権活動家を守ろう!「BRAVE」キャンペーン
人権を守るために声を上げる人たちは、その活動をよく思わない政府などからさまざまな迫害を受けており、中には不当に拘束されている人も多くいます。
今年は特に「女性人権活動家」と「デジタル監視」に焦点を当て、署名活動やSNSキャンペーンを行いました。また10月にはオンラインイベント「日常生活に入り込むデジタル監視」を開催しました。
「BRAVE」キャンペーンを見る ≫ https://www.amnesty.or.jp/campaign/brave/
◆ 「新型コロナウイルスから医療・介護従事者を守ろう!」キャンペーン
新型コロナウイルスの感染拡大により、医療従事者の業務負担は増大し、医療従事者に対する差別・偏見が深刻な問題となっています。アムネスティは、医療従事者を守るキャンペーンを世界中で行い、日本では署名活動を中心に取り組みました。
12月、厚生労働大臣政務官と意見交換を行い、集まった署名1,635筆と医療・介護従事者の人権保護を求める要請書を提出しました。
活動報告:厚生労働大臣政務官と意見交換および要請書と署名を提出 ≫ https://www.amnesty.or.jp/hrc/2020/1214_9041.html
その他、香港国家安全法の導入に反対する緊急署名、ブラック・ライブズ・マター(BLM)運動への連帯、日本の入管庁による外国人長期収容問題などに取り組みました。
>活動のハイライトを見る ≫ https://www.amnesty.or.jp/hrc/
来年も、すべての人たちの自由と尊厳が守られる世界の実現に向かって前進すべく、一層励んでまいります。
引き続き温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。