活動レポート② 物資支援・避難所運営支援・炊き出し支援

現在、熊本県の一部地域ではいまだライフラインが止まり、酷暑が続いています。過酷な環境のなか、避難所に身を寄せる方や被災された住民の皆さまへ様々な支援を行っています。
ライフラインの停止や避難生活の長期化が続けば、熱中症や体調悪化など災害関連死のリスクが高まっていきます。PBVは、災害関連死を防ぐことを重要な目的の一つとして、支援活動を進めています。

 

物資支援

ライフラインが止まり、酷暑が続く環境のなか、避難所に身を寄せる方や被災された住民の皆さまへ配られている物資。それは、被災者の方々や、支援活動を行う私たちを含む被災地に関わるたくさんの人々にとって、心身ともに大きな支えとなる、まさに生きるために必要なものです。

 

<物資例>
飲料水・おしぼり・ボディーシート・タオル・肌着、下着類 など


ライフラインが止まり酷暑が続く日々では、シャワーも浴びれず気持ちが不安定になってしまう方もおられます。そんななかこれらの物資は、日々生きるために身体と喉を潤し、お風呂に入れない方々が気持ち悪さを拭い、ボランティアの方々が活動の汗を拭い、ほっと息をつかせてくれます。

※物資の配布は、緊急災害対応アライアンス「SEMA(シーマ)」の仕組みを活用しています。災害発生時、被災現場に必要なものを、素早く、届けるための重要な枠組みで、企業が持つ豊富な資源と、現場の困りごとを直接拾い上げる実行力が連携することで、支援の漏れを防ぎ、迅速に届けることを可能にしています。

避難所運営支援

熊本県八代市の避難所に、段ボールベッドが届いた日。
避難者の方々は、地域の防災士会の方々とともに、ベッドを組み立てていました。
避難所に来た当初は自己紹介もなくただ無言で座っていた被災者の方々でしたが、組み立てを通して仲良くなっていきました。
みんなで一緒に行動することで、避難所の風通しが良くなり、空気が柔らかくなるのを感じます。

 

炊き出し支援

引き続き炊き出し支援も継続しています。

県内各地で実施し、毎回約200食をお配りしています。

 

暑い日が続くなか、厚揚げときのこ丼などあっさりしたメニューが喜ばれまています。また、水、ボディシート、口内洗浄液なども一緒にお配りしています。

 

先が見えず、知らず知らずに気が張り、我慢が積み重なっているなかで、あたたかな食事が生み出す心のゆとりが日々の支えになります。​「あのトラック!」と覚えてくださる方もいて、黄色いトラックがすこしでもほっと安心できる目印にもなればと願っています。

 

また、炊き出しだけでなく、お作りしたお食事の配食も実施しています。熊本県内に複数の施設を持たれている福祉施設シラサギさまからは、あたたかなメッセージをいただきました。

「野菜たっぷりの中華丼を55食いただき、数に余裕がありましたので、近隣の小規模施設さんにもお配りさせていただきました。​スタッフからは、久しぶりにおにぎり以外のものを食べた、美味しい、涙が出る、という声が上がっておりました。発災から10日、温かい食事がこれほど力になるものかと、あらためて感じました。」

 

PBVでは食のプロジェクト「FOOBOUR(フーバー)」*のキッチンカー数台を活用することで、酷暑のなかでも衛生的で温かな食事を多くの被災者へ届けています。

 

*【FOOBOUR(フーバー)とは】
「いつでもどこでも食の支援を」をテーマに、キッチンカーを活用し、平常時はひとり親家庭への食支援、災害時には被災地での食事提供(炊き出し等)を行うプロジェクトです。2024年8月に佐賀県大町町、2025年10月に石川県輪島市、2026年7月に愛媛県宇和島市にて運用を開始しています。
今回の地震では、全国展開に向けて準備していたキッチンカー2台が愛知県を出発し、佐賀県で食材を積み込んだうえで現地に入り、食事の提供や生活物資の配布を実施しています。

 

 

今後の支援について

PBVは、これまで災害支援で培った経験とノウハウ、繋がりを活かして、現地のニーズに合わせた最適な支援を行います。

 

・物資・食事支援:支援物資や炊き出し、温かい食事を届けるキッチンカー「FOOBOUR(フーバー)」の派遣検討
・被災家屋の対応:
被災家屋の応急対応・保全、災害ボランティアセンターの運営サポート
・避難生活の支援:
避難所運営サポートや環境改善
・支援調整・連携:
関係機関や他団体との連携調整、災害支援のノウハウ提供

 

皆さまからお寄せいただいたご寄付は、被災地の状況変化やニーズに合わせて、緊急支援活動や生活再建などに大切に活用させていただきます。なお、現地では被害の全容把握が進められている最中のため、状況に合わせて活動内容を変更する場合もあります。

 

「人こそが人を支援できる」

 

被災された方々が1日でも早く安心できる暮らしと笑顔を取り戻せるよう、現地での活動を続けてまいります。