熊本地震の被災地では、支援が届きにくい障がい者施設や福祉施設も多く被災しており、AARはそうした施設への物資配布も開始しています。
AARの緊急支援チームは7月30日、大きな被害を受けた熊本県八代市坂本町の障がい者福祉施設「わいわい虹の村」に、スポットクーラー(小型エアコン)、飲料水、経口補水液、携帯トイレ、トイレットペーパー、ハンドジェル、非常食などの緊急支援物資を提供しました。
「わいわい虹の村」にスポットクーラーを運び込むAAR職員=熊本県八代市で2026年7月30日
同施設は2020年7月の九州豪雨でも甚大な被害を受け、AARは利用者の皆さんが使用するパン製造機器などを提供し、運営再開を支援してきました。今回の地震の直後には、高浜良春施設長から「電気、水道が止まり、地下水で何とか凌いでいます。職員も被災しているので、水などの物資を持ってきてくれると、在宅で避難している人にも配れるので助かります」と、AARに支援の要請が届いていました。
食器などが散乱する施設内=熊本県八代市で2026年7月30日
「使い捨てのゴム手袋をはめて、割れたガラスの片付けを始めました。パン工房の機材も地震の揺れで使えなくなってしまい、再稼働のめどが立っていません。6年前の豪雨被害から、まさかまた被災するとは思いませんでした」。高浜施設長は、繰り返す自然災害へのやりきれない思いを話してくれました。
被災時の状況を話してくださる施設職員=熊本県八代市で2026年7月30日
被災地では、水や食料といった一般的な物資は時間の経過とともに集まりやすくなる一方で、福祉施設などで必要となる物資はニーズが捉えられにくく、AARのような団体が一人ひとりの声を聞き取る必要があります。AARは引き続き、支援が届きにくい方々に焦点を当てた支援を続けていきます。AARの熊本地震緊急支援にご協力のほどお願い申し上げます。
支援物資を届け、笑顔を見せてくれた皆さん=熊本県八代市で2026年7月30日
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