日本の皆さまからの支援が命綱になっています

中東情勢の急激な悪化により、レバノンでは多くの人々が厳しい避難生活を余儀なくされています。AARは現地の協力団体ShareQと連携して、国内避難民への食料支援を継続しています。

 

避難所に食料を届ける協力団体ShareQのスタッフ=山岳レバノン県で2026年4月

 

4月8日に激しい攻撃を受けたレバノンでは、少なくとも254人が犠牲となり、1,000名以上が負傷しています。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、この影響でベイルートやベッカー県、レバノン南部で新たな避難民が発生しています。

 

イスラエルとレバノン政府は4月14日、米国の仲介のもと停戦協議に臨みましたが、翌15日イスラエルはレバノンを拠点とするシーア派組織ヒズボラへの攻撃を継続すると発表しました。事前警告なしの攻撃も増え、人々はいつ終わるとも知れない恐怖にさらされながら日々を過ごしています。

 

激しい攻撃を受けた地域から逃げてきた国内避難民の多くは、家財道具も手元の現金もないまま、親族や知人の家に身を寄せています。しかし、避難が長引くにつれて受け入れ側の負担も重くなり、避難所へ移らざるをえない人や、別の地域に住む親族を頼って移動を繰り返す人も出始めています。

 

車で各避難所に食料を輸送=山岳レバノン県で2026年4月

 

避難所には障がい者や妊婦、生後間もない乳児や小さな子どもがいる世帯も多く、単調な食事による栄養の偏りが深刻な課題となっていました。AARとShareQはこれまで、ほとんどの避難所で1日1回昼食のみを配付していましたが、まずは1カ所の避難所で1日2回、昼食と夕食の提供を開始しました。ShareQが用意する食事はメニューが豊富で食べやすいと好評です。

 

ShareQのスタッフは「日本の皆さまからの支援は食料となり、もっとも支援を必要とする人々のまさに命綱になっています」と話します。

 

支援を待ち続けている人々は依然として多く、避難所内でも対応しきれないニーズが山積となっています。避難所に届けられる食料が人々の希望になるよう、AARは活動を続けてまいります。引き続き、皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

 

ご寄付はこちらから