被災した子どもたちに教材やリュック配付

ミャンマー地震の発生から1年が経った今も、十分な支援を受けられない障がい児が多数いるなか、被災地のマンダレーでは、保護者や施設関係者らが必死に子どもたちを支えています。

現地団体「NICE Foundation」が運営する障がい児のための教育施設で、笑顔で活動する子どもたち=マンダレー市内で2026年3月

 

マンダレーを拠点に障がい児教育支援施設を運営する現地団体「NICE Foundation」は、インクルーシブ教育(障がいの有無にかかわらず、すべての子どもたちが共に学べる教育)への移行をサポートするだけでなく、障がい当事者やその家族とのネットワークを有しており、AARは同団体と連携し、被災した障がい者への支援を実施してきました。

 

NICE Foundationのマンダレーの施設には現在、発達障がいや自閉症、身体麻痺などのある13人の障がい児が在籍しており、それぞれに応じた学習支援の方法や教材が用いられています。一人の先生がつききりで対応しなければならない子どももおり、AARスタッフが訪問した際も、泣き出す子や突然走り出す子、座ることが難しい子など、さまざまな様子が見られました。先生たちは、辛抱強く優しく子どもたちに向き合っていました。

 

AARの現地スタッフからリュックを受け取り、笑顔を見せる子ども=マンダレー市内2026年3月

 

AARはこの施設に、障がい児用教材や点字用教材、けがを防止するためのマットを届けました。また、大地震により困窮する家庭が多いことから、子どもたち一人ひとりに必要な文房具や水筒、リュックを配布しました。

 

同施設を卒業した後、インクルーシブ教育を実践する一般の学校に進学する子どももいます。教員の一人は「子どもたちの変化や、障がいに対する理解の広がりを実感し、この施設の一員であることに誇りを感じています」と話します。障がい児の息子がいる施設の代表は、「日本からの支援は、ここにいる障がいがある子どもたちの未来にとって大きな意味があります。いただいたご支援を子どもたちのために、地域のために大切に活用することをお約束します」と力を込めて話してくれました。

 

AARは今後も、ミャンマーの地震被災地での支援を続けていきます。引き続き皆さまのご支援をお願い申し上げます。

 

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