ジャパンハートは1月1日の発災直後より現地の支援ニーズ調査を開始し、翌日の2日には災害支援パッケージの寄贈による物的支援を開始いたしました。
3日には医療チームが現場入りし、4月20日までに、輪島市、珠洲市、能登町、七尾市の計8カ所の避難所および診療所に対して看護師の常駐支援を行ったほか、輪島市門では医師・看護師による15カ所以上の避難所巡回診療を実施いたしました。
避難所では避難者の健康観察や、医療を提供するための環境整備を行うと同時に、避難所の安全対策・感染対策を実施。
人手不足のため病院の再開ができないという医療機関への看護師派遣を行い、地域医療体制の復旧へ向けて、中長期的に支援をさせていたしました。
発災直後から取り組んだ能登半島地震の常駐支援ですが、4月20日に撤収をしております。
地域の医療体制も落ち着いてきたため、緊急を要する医療支援へのニーズはなくなってきたものの、
現在ではメンタル面での支援を重視するフェーズに入ってきています。
仮設住宅の入居者を中心に、コミュニティの離散による高齢者などの孤立を防ぐためのイベントなどを開催しております。
今後も継続して自治体や他のNPOとも協働しながら、地域のニーズに応えてまいります。