モロッコ地震被災地で冬を前に物資配付:AAR現地協力団体

アフリカのモロッコで9月8日に発生した大地震から2カ月が経とうとしています。この地震では、特に経済的に恵まれないアトラス山脈の山間部が被害を受けており、AARは現地協力団体と連携して支援活動を続けています。現地NGOリフ・トライブス・ファウンデーション(RTF)からの報告です。

 

倒壊した家を前に途方にくれる被災者 (モロッコ南西部)

 

RTFは地震発生後に15人のスタッフをアトラス山脈の南西に位置する都市タルーダントに派遣しました。これまでに食料やテント、ベッド、マットレス、毛布、衛生用品などを周辺10地区の3,740世帯に配布しています。

 

支援物資の配付を準備するRTFスタッフ

 

 

 

現在RTFは行政や軍、他団体と協力して、冬を迎えようとしている被災地への越冬支援の準備を急いでいます。アトラス山脈の冬はたいへん厳しく、最低気温は氷点下を下回ります。被災者の命を守るために、簡易テントではなく仮設住宅の整備が急務となっています。

布で囲っただけの避難シェルター。防寒対策は施されていない

 

AARは引き続き、RTFと連携しながら被災者の越冬対策に取り組んでまいります。引き続き、AARのモロッコ地震被災者支援へのご協力をお願い申し上げます。

 

★ご支援のお願い★

https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=20488