活動レポート一覧

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家事使用人として働く少女、タスリマが笑わない理由 ー努力の花が開くことを祈ってー

  タスリマ(15歳)は小学校5年生の11歳の時に、ダッカで働き始めました。 バングラデシュでは小学校は5年生までであり、最後に卒業試験があります。タスリマはこの試験のあと1教科を残して、ダッカに出てきてしまったため、小学校の卒業資格をもっていません。村での彼女はとても成績が良く勉強が大好きでした。この先も勉強を頑張るんだと期待を膨らませ、卒業試験では各科目、順調に受けていました。 明日で最後の1科目という日、両親にダッカで働きに出るように、と突然言われました。卒業試験をすべて受けてからにしてほしいと頼みましたが、明日ダッカに連れていく、と言われ聞いてもらえませんでした。 その日の朝、...

作成日時:2020/05/01 16:22

 更新日時:2020/05/27 09:55


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英語も日本語もできる少女!?

今回は、家事使用人として働く少女たちの通うセンターを訪問した時のエピソードをご紹介します。 普段朝早くから夜まで働く彼女たちは、学校に行かせてもらうことができません。 その代りに、1日2時間程度、雇用主の家からも近いこのセンターへ来る許可をもらい通っています。 この日は英語とハンディクラフトの授業でした。 みなそれぞれに自分のノートを手に取ると、我先にと言った勢いで「My name is…」と書き取りの練習を始めます。 私が覗き込むと少しはにかみつつも、力強く文字を綴っていきます。 ハンディクラフトの授業ではこれまでに習った刺しゅうの技術と合わせてピアスを製作していました。 ビー...

作成日時:2020/05/01 15:39

 更新日時:2020/05/13 23:56


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家事使用人から児童労働反対を訴え施設のリーダーへ

  家事使用人として働く少女はバングラデシュ、特に首都ダッカに約30万人いると言われています。 これは、私たちが出会った少女の一人、ルナの物語。 小学校1年生で学校を辞めてしまったルナ 私たちがルナと出会ったのは、彼女が支援センターに通ってくるようになった13歳の頃でした。 「 ダッカに来る前は村で両親と一緒に暮らしていました。6歳の時に学校の進級試験に失敗しお母さんにひどく叱られました。 」 バングラデシュでは、次の学年に進級するためには試験に受からなければならず、この試験に通らなかったことがきっかけで、ルナは9歳の時にダッカに働きに出てきました。 9歳と言えば日本の小学校...

作成日時:2020/04/30 14:56

 更新日時:2020/08/27 13:23


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スケジュールでみる働く少女の1日

バングラデシュで家事使用人として働く少女たちは、日本の子どものように学校に通い、勉強をしたり友達と遊んだりすることが出来ません。朝早くに起き、雇い主が就寝する夜遅くまで眠ることが出来ないため、睡眠時間を十分にとることが出来できなかったり、中には自分の寝床がなく台所の床で眠る少女もいます。 こうした家事使用人の少女のために、わたしたちはダッカ市内で現地パートナー団体Phulki(フルキ)とともに支援センターを運営しています。支援センターでの時間は、少女たちにとって「文字の読み書き」「保健衛生」などの学習をしたり、何より同じ年代の子どもと楽しく過ごせる貴重な時間になっています。 ≪センターに通...

作成日時:2018/12/20 00:00

 更新日時:2020/04/28 15:50


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「支援センターの先生はお母さんのように大好きです」

支援センターに出会って人生が変わった女の子、17歳のノミタさん。 「私には弟2人と妹がいます。私が12才の時にお母さんが亡くなったのですが、お父さんは私たちの面倒をみてくれませんでした。14才の時、叔父が雇い主となる男性と話をして、家事使用人として住み込みで働くため村を離れダッカに来ました。支援センターのことは友だちになった使用人の女の子から聞きました。スタッフの人が家に来て、私の雇い主に支援センターに行かせてくれるように何度も説得してくれました。」 彼女は支援センターの先生をお母さんのように慕っていて、家事使用人として働く時間の合間を見つけ、支援センターに通うことが好きになりました。支援...

作成日時:2018/01/02 00:00

 更新日時:2020/04/28 15:46



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