公式HP:https://piece-of-syria.org/
財務情報:https://piece-of-syria.org/about.html
団体名「Piece of Syria」に込めた「ひとかけらを、ひとつなぎに」というコンセプトのもと、一人ひとりの力を合わせて、パズルのピース(Piece)のように、一人ひとりの力が小さくても、力を合わせることで平和(Peace)を実現し、「シリアをまた行きたい国にする」というビジョンを達成します。
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団体名 | 特定非営利活動法人・Piece of Syria |
寄付適格性 | |
設立経緯 | 青年海外協力隊員としてシリアで活動していた中野が、2016年に任意団体として設立しました。 中野が2010年まで過ごしたシリアは、日本以上に治安が良く、就学率はほぼ100%で、教育レベルが非常に高い国でした。ところが、2011年3月に戦争が始まり、活動していた村の小学校の校庭がテロリストの処刑場に変わるほどの状況になり、就学率が一時期6%まで下がった地域も出てきました。 報道では聞こえてこない状況を知るため、中野は2015年より難民となったシリアの人達やシリア支援団体を訪ねて、中東・欧州10カ国で調査を実施しました。そこで、最も支援が届きにくいのはシリア国内であり、教育が最もニーズが高いことがわかり、トルコ在住のシリア人のNGOと共に2016年から、シリア北西部で教育支援事業を開始しました。 シリアの戦争の長期化を受け、継続的な支援の必要性を鑑み、2021年に「シリアを行きたい国にすること」をビジョンとして定め、NPO法人化しました。 現在まで、シリアに加えて、最も多くのシリア難民が住むトルコでの補習校運営を併せて、2000人を超える子ども達に教育を届けています。 |
取り組んでいる社会的課題 | 「母国の復興と平和構築の主体となるべきシリアの子ども達が、教育を受けられず、未来に希望を持てない」という課題に取り組んでいます。 戦争によって、シリアでは地域が政治的に分断され、シリア北西部では教育を含む公共サービスが不十分であること、さらに多くの支援組織が学校を作っても、そこで働くスタッフの人件費を支払っていない事例が多くあります。 先生達の給与が出ていない状況が続くと、先生達は家族を養うために、他の仕事に就いてしまい、先生という仕事を辞めてしまいます。建物があり生徒達がいても、先生がいなくなって、学校が閉鎖される可能性があるのです。一方で先生たちへの支援を続けることで「今日の食事をどうしよう」ではなく「明日、より良い教育のために何ができるだろう」と考えることができ、「教育の質が向上する」という成果が生まれています。 教育を受けていない場合、物乞いや武装勢力の兵士が将来の選択肢となりますが、学校に行けない期間が3年以上続いた子ども達は、学校に戻るのを嫌がるようになります。そうした「スキマの世代」を作らないために、継続的かつ緊急的に活動が必要です。 |
主要事業 | ①シリアの初等教育支援 政治的な複雑さで、公共サービスが不十分、かつ国際機関や他のNGOからの支援が届かない、国内避難民が多く住むシリア北西部にて幼稚園・小学校を運営支援。戦争によるトラウマからの心理社会学的ケアと基礎教育を無料で実施。 ②トルコでのシリア難民向け補習校支援 最大のシリア難民受け入れ国のトルコでは、1/3の就学年齢のシリア人が公教育を受けられていない。理由のひとつは、母国語であるアラビア語と異なるトルコ語の学校の授業についていけないことにある。そこで、トルコ南部のシリア国境近くの町にあるシリア難民向け補習校を運営し、トルコ語・算数・アラビア語・トルコ人との交流事業を実施し、公教育に戻るサポートをしている。 ③日本での平和教育事業 シリアの危機だけを伝えるだけでなく、戦争前の豊かで平和だったシリアの様子や、歴史や文化的な価値を伝える写真展や講演事業を通じて、どんな国にも戦争は起こりうるし、誰もが難民となる可能性があることを伝えている。この活動を通じて、平和の重要性に気付く機会を提供している。 |
住所 |
〒 5580033 大阪府大阪市住吉区清水丘 1-15-23 |
団体電話 | 07085878275 |
代表者名 | 理事長、中野貴行 |
公式HP | https://piece-of-syria.org/ |
財務情報 | https://piece-of-syria.org/about.html |