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寄付額
¥0
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寄付数
0件
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開始日時
2025/12/08 17:00
終了日時
期限なし
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残り日数・時間
期限なし
このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。
SOSフィルターは、学校で1人1台配られる端末で深刻な悩みに関連する言葉を検索した児童生徒に、適切な相談窓口やセルフケア等の情報をプッシュ型で届けられる無償のサービスです。子どもたちが安心して「助けて」と言えるよう、ストレスに対処しながら生きる術を身につけることをサポートできるよう、独自開発したブラウザ拡張機能となっています。
検索キーワードは、「自殺」「学校での人間関係(いじめ等)」「家庭での人間関係(虐待等)」「性暴力」「自傷」「精神疾患」と計6つのカテゴリーで、約5000個を設定。「GoogleChrome」と「Microsoft Edge」「Safari」ブラウザに対応しています。
2025年11月現在、約17万台の1人1台端末にインストールをいただいた一方で、全国に児童生徒が1300万人いることを考えると、まだまだ普及しているとはいえません。
子どもの自殺対策にご関心がある方、SOSフィルターに共感いただいた方に、ぜひ一緒にサービスを普及していく仲間になっていただき、全国の教育機関に普及していけたらと思っています。ご支援・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
SOSフィルターを開発した理由
現状の1人1台端末は、キーワードのフィルタリングが強く設定され、特定の内容で検索をすると結果が表示されない場合があります。有害な情報に触れさせないことは自殺予防の観点からも大切ですが、「死にたい」といった感情の吐露ともいえる検索行動を制限されると、生徒は抱える悩みや感情を否定されているように感じる可能性があります。
また、SOSを早期に把握するツールはありますが、深刻な悩みに関するキーワードで検索をすると事前の同意なく学校に自動で通知が届くものや、検索結果を出ないようにするものがあり、児童生徒が安心して利用することができません。さらに、その多くが有償であり、予算を確保できる教育機関しか導入できず、地域差が生じるという課題があります。
そこで、SOSフィルターは無償、かつ検索した生徒個人を特定したり、学校に通知が届く設計はあえて行わないようにしました。検索内容によっては学校や児童相談所が介入すべきケースもありますが、1人1台端末で深刻な悩みに関する検索行動が行われており、多く対処されていない、対処されている場合でも監視・制限的な対応がされている現状があります。そこで、まずは「児童生徒が安心して利用でき、援助要請・セルフケアの能力を高められる無償ツールを全ての教育機関に提供したい」と、開発を決めました。

児童生徒はどんな悩みを検索しているか
SOSフィルターをインストールした約7万台の利用データを集計したところ、SOSフィルターが表示されたユーザー数は1か月あたり平均1,206となりました。約58人に1人の児童生徒が、深刻な悩みに関する検索をしていることが分かります。
カテゴリー別の検索ユーザー数を見ると、「精神疾患」が40.1%(1543)、「自殺」が22.0%(846)、「学校での人間関係」が19.0%(731)、「性被害」が7.2%(277)、「自傷行為」が6.3%(244)、「家庭での人間関係」が5.3%(204)となっています。

検索したキーワード別のデータからは、「死にたい」「いじめ」「自殺」といった言葉が上位を占めていることが分かります。その他、「オーバードーズ」「助けて」「リスカ」「うつ病」「自律神経失調症」といった言葉が多く検索されています。
また、SOSフィルターが表示され、外部リンクをクリックしたユーザーのうち、20.3%が「しんどい気持ちを抱えた人向けのWEB空間」、14.7%が「チャット相談窓口」、11.7%が「気持ちを吐き出せる掲示板」を利用していることが分かりました。
子どもの自殺者数は統計を取り始めてから過去最多に
2024年に自殺で亡くなった児童生徒は529人と、日本全体の自殺者数は減少傾向かつ少子化が進んでいるにも関わらず、統計を取り始めてから過去最多となりました。
近年では学校で配布される1人1台端末を、教育だけでなく「心の健康推進観察」や「自殺リスクの把握」に活用することが、政策でも求められています。
また、2025年6月に衆院本会議で可決・成立された自殺対策基本法においても、子どもの自殺対策に取り組むのは「国や学校の責務であること」が明記されました。
OVAでは、SOSフィルターをはじめとした事業活動を通して、若年層の自殺対策に注力をしてまいります。皆さまからいただいたご支援は、SOSフィルターの広報マーケティング活動及び機能の開発などに活用させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
団体情報
OVA
検索連動型広告を活用し、「死にたい」といった深刻な悩みについて検索行動をしている自殺リスクの高い方にアウトリーチし、メールやチャット等で相談を受け、必要な社会資源へつなぐ「インターネット・ゲートキーパー事業」を展開していること。
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