SDGs① 貧困をなくそう

SDGs④ 質の高い教育をみんなに

SDGs⑩ 人や国の不平等をなくそう

「ヤングケアラーをはじめとした、困難な状況にある子どもの状況」等を伝える普及啓発活動の推進

  • 寄付額

    30,335

  • 目標金額

    5,000,000

  • 寄付数

    6

  • 開始日時

    2024/04/02 15:00

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

【プロジェクトの概要】

Learning for All (以下、LFA)は「子どもの貧困に、本質的解決を。」をミッションに掲げ、困難を抱える子どもたちへ学習支援と居場所づくりを展開しています。設立から延べ11,800人の子どもたちに支援を届けてきました。そして、地域の様々なステークホルダーと協力をしながら「つながり」「学びの環境」「育まれる環境」を整備し、6歳から18歳の子どもたちの生活圏に必要なすべての支援・機会がそろう「地域協働型子ども包括支援」のモデル構築をしています。本モデルを全国へ広げ、すべての子どもたちが自分の可能性を信じ、 自分の力で人生を切り拓くことのできる社会の実現を目指しています。

今回のプロジェクトでは、ヤングケアラーをはじめとした、困難な状況にある子どもの状況等を伝える普及啓発活動の推進を目指します。

 

【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】

現在、日本の子どもの9人に1人が「相対的貧困」状態にあると言われており、その数はその数は全国で約260万人にものぼります。相対的貧困は、「年間の手取りの中央値の半分以下で暮らしている状態」と定義されています。

子ども達は経済的な苦しさだけでなく、「ヤングケアラー」をはじめとする様々な不利や困難が複合的に折り重なった状態にあります。

例えば、「ヤングケアラー」の子どもたちは、本来大人が担う家事や家族の世話などを日常的に行っています。責任や負担の重さにより、勉強する時間が充分に取れない、ケアについて話せる人がいなくて孤独を感じるなど、学業や友人関係などに影響が出てしまうことがあります。

このように、経済的な基盤がないことを背景として、本来子どもたちの健やかな育ちに必須である「つながり」「学びの環境」「育まれる環境」を喪失しやすいということが、問題を複雑にし、自立を阻む大きな障壁となっています。

こうした支援が必要な子どもたちが多くいるにもかかわらず、支援が行き届いていない子どもが多くいます。学校や行政、家庭など多様な主体がサポートを行っているにも関わらず支える大人側にも、直面している課題・困難があり、サポートの網目からこぼれ落ちてしまう子どもたちがいるというのが現状です。

このように複雑な課題を抱える子どもの貧困の解決には子ども一人ひとりに寄り添った支援が必要です。

これまでLFAでは地域のあらゆる立場の大人たちのネットワークをつくり、支援の必要な子どもを見のがさず、早期につながり、成長段階に合わせ、必要なサポートを6〜18 歳まで切れ目なく行うサポートを展開してきました。そして、一人ひとりを支援する中で培ってきたノウハウを全国の子ども支援団体等に提供することでその仕組みを広げる事業も展開してきました。

しかし、子どもの貧困の本質的な解決にはそれだけでなく課題の普及啓発を通し賛同者を増やし、社会の仕組みそのものを変えていくことも必要です。

子どもの貧困はまだまだ世間に知られていないのが現状です。「子どもの貧困」という言葉は聞いたことはあっても、「どんな課題」なのか、具体的なイメージが湧かない方が多く、認知が進んでいません。

 

【このプロジェクトで実施したいこと】

普及啓発活動の一環として行う研修や講演を多く行うことで、まずは「ヤングケアラー」をはじめとする、子どもの様々な不利な状況や困難さを知っていただくこと、そして普及啓発・解決のためのアイデアブレストを行い、「できることからアクションする」大人を増やします。

 

【普及啓発活動における反応の一例】

ヤングケアラーといった課題はどこか自分とは遠いところにあると思っていたが、実はとても身近な問題であることに気が付いた。だからこそ自分にできることが何かを考えて実行したい。

・社会課題や貧困という課題に携わるには崇高な精神がないと難しく、サラリーマンの自分には縁遠いと思っていたが、自分にとっても何かしらできることがあると分かった。自分の身の回りの問題の解像度を上げて目を向けていきたい。自分の地域のイベントに参加するなど、できることから始めたい。

 

【担当者からのメッセージ】

子どもの貧困に関連する複雑な課題はまだまだ知られていないのが現状です。しかしこれまでLFAがこれまで実施してきた普及啓発活動によって確実に認知は拡大し、自分ごととして捉え行動をしてくださっている人は増えています。

皆さんのご支援によって子どもの貧困の解決を一緒にしていただく人ををもっと増やしたいと考えています。

 

子どもの貧困の本質的な解決のために、ご協力を頂ければ幸いです。

 

団体情報
Learning for All

学習支援事業と居場所支援事業を連携し、地域の様々なステークホルダーたちと協力をしながら「つながり」「学びの環境」「育まれる環境」を整備し、子どもたちの生活圏に必要なすべての支援・機会がそろう「包括的支援モデル」の構築を推進しています。

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