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ウクライナ避難者緊急支援活動
【概要】
2022年2月に発生した軍事行動により、ウクライナの人々は自身と家族の身の安全のため、410万人もの人たちが周辺諸国に避難している状況が続いている(3月31日現在)。
AMDAは発生時から情報収集と、必要とされる支援内容を検討してきた。そしてウクライナから約37万人が避難するハンガリーでの支援活動の可能性を視野に、オランダ在住の医師(日本資格)1人を派遣することを決定した。医師は、現地時間7日午後にオランダからハンガリーに向け出発。到着後、現地協力者であるハンガリーの大学医学部に通う日本人学生1人と合流の上、避難者にとって必要な支援を行うための情報収集を開始した。
3月9日、特定非営利活動法人AMDAと特定非営利活動法人TICO(徳島県)合同医療チーム(医師1人、看護師1人、調整員2人)が岡山を出発しハンガリーへ。そして国境近くの町や村で、地元の医療者たちと共に避難者への診療を開始した。19日に第3次チーム(医師2人、看護師1人)、4月2日に第4次チーム(医師1人)を順次派遣している。
【AMDA支援活動】
①国境の町や村で医療支援
①-1) 国境の村ベレグスラーニー (Beregsurany)
国境を越えてベレグスラーニーにやってきた避難者のために中継地点「ヘルプセンター」が設置されている。合同医療チームはヘルプセンターにある仮設診療所に、ハンガリーの医療者と共に、避難者の診療を実施。24時間交代で医師・看護師が入る。1日あたり15~20人の患者を診察するとともに、ヘルプセンターを巡回し、避難者や、避難者を24時間見守るボランティアの方々からの健康相談にも対応している。さらに、避難者・ボランティアの方々の癒しとして、看護師が足湯やマッサージなどを提供している。
①-2) 国境の町ザホニー(Zahony)駅
ザホニー町長の要請を受け、駅の中にある仮設診療所にて、ウクライナからの列車が到着する午後5時から3時間、現地医師とともに避難者の診療にあたっている。
入った当初、診療室の薬が整理整頓されていなかったが、合同チームがハンガリー語・英語・日本語でラベルを作り、整頓用の棚は町長自らが搬入してくれた。
②ウクライナへの支援
②-1) ウクライナの病院へ支援
国境近くの町キシュバールダにある「カルパッチヤハウス(Karpatalja Haz)」にて、ウクライナの病院での医薬品不足の状況を伺った。日本人は入ることができないため、カルパッチヤハウスを通し、医薬品の支援を決定した。また、ウクライナでの使用を目的に、ウクライナ人医師にポータブルエコーも寄贈した。
②-2) ウクライナの国内避難者などへ支援
カルパッチヤハウスがウクライナへの物資運搬に使用する車両の一台がレンタカーであることを知ったAMDA・TICOは、長期化する事態を鑑み、4月8日、車両を一台寄贈した。また、ウクライナ国内のリハビリテーション施設に避難する方々の生活のため、同施設関係者がAMDAに代わり、冷蔵庫や電子レンジなどを購入した。そして、カルパッチヤハウスのパートナー団体「ヴァールダ伝統文化協会(Várda Hagyományőrző, Kulturális Egyesület)と協力協定を締結、この団体を通し、現在ウクライナ国内で必要とされている新鮮な野菜や果物などの支援も行う。
*ハンガリーの時間は日本より7時間遅れ。
団体情報
アムダ(AMDA)
2020年3月現在、世界67か国でプロジェクトを実施。内、人道支援活動は59か国219件に上ります。地震や洪水等の災害発生後、被災者に医療等の支援を行うだけでなく、復興支援も実施しています。また、インドでの母子保健、モンゴル・ネパールでの内視鏡技術移転なども継続的に行っています。
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