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問題の解決

実行・確立段階

ホンジュラス・ハリケーン被災者復興支援活動

  • 寄付額

    47,000

  • 寄付数

    8

  • 開始日時

    2020/12/03 16:03

    終了日時

    期限なし

このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。

【活動概要】

2020年11月、巨大ハリケーン「エタ(Eta)」が中米諸国を襲い、AMDAグループである特定非営利活動法人AMDA社会開発機構(AMDA-MINDS)が活動を行っているホンジュラスにも上陸。約164万人が被災しました(11月6日現在)。

11月17日、駐日ホンジュラス共和国特命全権大使アレハンドロ・パルマ・セルナ閣下が岡山市内にあるAMDA-MINDS事務所にご来訪の上支援要請があり、今回AMDA・AMDA-MINDSの共同で、現地での支援活動を実施することを決定しました。

 

その後、ハリケーン「イオタ(Iota)」もホンジュラスを通過。この2つのハリケーンにより被害が拡大し、首都テグシガルパ市内では地すべりが発生し、避難所に身を寄せていた方々に清掃用具などを配布しました。また、AMDA-MINDSの活動地域である、同国南部のエルパライソ県で現地協力者らと協議を重ね、被災状況が深刻なテウパセンティ市内にて物資支援を実施しました。この後、物資支援のニーズはないと判断し、12月、緊急支援活動は終了しました。

尚、12月3日現在、2つのハリケーンにより、死者数99人、延べ約466万人以上が被災しています(ホンジュラス緊急事態対処常設委員会(COPECO)発表)。

 

しかしながら、その後も現地協力団体らと協議を重ね、エルパライソ県で復興支援として

1. 小学校の屋根の改修

2. 農業技術指導

の実施を実施しています。

 

【実施支援活動】

1. 小学校の屋根の改修 (エル・パライソ県テウパセンティ市サラディーノ地区)

今回のハリケーンの激しい雨により、同地区の小学校の屋根が損壊。教室が水浸しとなりました。今後、雨により子どもたちの学習の妨げとならないように、と改修を決定。

 

同地区保健委員会と保健所、大工らとの打ち合わせや準備を進め、3月下旬に改修工事を開始。そして6月8日、無事に完了しました。

 

現在、新型コロナウイルス対策のため、この小学校の児童は週1回登校し、1週間分の宿題の添削を受けています。小学校の教員は、工事終了後、「天井の改修工事をして下さり本当に感謝しています。改修工事をしてくれたおかげで、40名の児童が良い環境で学習することができます。」とお話されました。

  

 

2. 農業技術指導 (エル・パライソ県テクシグア市アグア・カリエンテ村)

今回のハリケーンにより、収穫間近だた主要作物がほぼ全滅。もともと、この村は乾燥地帯であり、作っている作物が少なく、食糧確保が困難な状況にありことを受け、被害を受けた農地回復と同時に、乾燥地帯でも多様な作物を栽培できるよう、この支援を決定。2月、参加希望の64世帯の農家は、「災害に強い菜園づくりが食料確保につながること」、「木々を大事にし、作物の多様性を尊重することの重要性」などの説明を受け、今後6カ月間に渡る作業スケジュールに従い、各世帯で土壌づくりに取りかかりました。

 

3月に入り、整地等が完了した世帯から順次、種子や苗木を植え始めました。有機肥料、そして植物の葉など自然由来の材料を用いて除虫剤を作り、より良い農作物ができるように努め、3カ月後の6月にはカボチャやニンジン、豆やバナナ、イモ類など、多種多様な作物が順調に成長しています。

 

また、村の小学校でもこの菜園づくりに取り組むことを決定し、6月にはこの菜園で育ち収穫したキュウリや赤かぶを調理し、昼食として生徒に提供しました。また、元々この小学校には水道がなかったため、菜園づくりに際しホースを贈呈。それまで生徒らは15分ほど歩いて川に水を汲みに行っていましたが、そういうこともなくなり、学校の先生も今回の支援に非常に喜ばれています。

整地に励む農家の方々   

 

*活動の進捗についてはAMDAホームページ(https://amda.or.jp/)にて適宜更新していきます。

 

 

以下、2020年11月~12月に実施した緊急支援活動報告となります。

1. 首都テグシガルパ市

11月26日、避難所の一つであるマヒリミアノ・サガストゥメ小学校に避難する住民13世帯40人に、清掃用具や赤ちゃん用おむつやミルクなどを配布しました。

*この方々の多くは、川の近くに住んでいましたが、今回の大雨により家が損壊、避難生活を余儀なくされています。

また、川の砂を採取、販売することで生計を立てていますが、今回道が崩れ、川の砂を買いに来るトラックが来れず、現在収入がないという状況です。

その後、12月3日にはビジャヌエバ・ヌエボ地区の避難所に避難する3世帯16人に同様の物資を配布しました。

 

その頃には同市内の避難所は徐々に閉鎖、元の家に戻れない方などは大規模な避難所に移動しているとのこと。そこで、同市内の路上生活の人たちも身を寄せている老人ホームに清掃用具やマスクを含む衛生用品などを支援しました。また、年末には孤児院にも支援を実施、孤児院の方からは「日用品以外に、新型コロナウイルス対応に必要なものをいただいてありがたい。」と感謝を述べられました。

 

2. エルパライソ県

テウパセンティ市の現地協力者のご協力のもと、同市内で被災した50世帯に食料や毛布、衛生用品セットを配布しました。また、乳幼児のいる25世帯には、別途おむつや赤ちゃん用ミルクなどを盛り込んだ乳幼児キットをお渡ししました。

団体情報
アムダ(AMDA)

2020年3月現在、世界67か国でプロジェクトを実施。内、人道支援活動は59か国219件に上ります。地震や洪水等の災害発生後、被災者に医療等の支援を行うだけでなく、復興支援も実施しています。また、インドでの母子保健、モンゴル・ネパールでの内視鏡技術移転なども継続的に行っています。

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