【ネパール洪水】避難所で子どもたちの居場所づくりと心のケアを開始

子どもたちが安心して過ごせるよう設置したCFS (Child-Friendly Space )での活動の様子(2026年9月7日、ヌワコット郡)

2026年8月26日にネパールで発生した大規模な洪水から、2週間以上が経過しました。ネパール政府によると、9月10日時点で1,377人の死亡が確認され、5,130人が行方不明となっています。また、39か所の避難所(9月8日時点)で多くの人が避難生活を続けています。 

道路や橋の流失・損壊により、被災地域へのアクセスも依然として困難です。ヌワコット郡では、洪水で橋が流された影響などにより、通常であれば片道3~4時間ほどで到着する場所まで約8時間を要するなど、支援活動にも大きな影響が出ています。

洪水により崩落した橋(2026年9月8日、ヌワコット郡)

グッドネーバーズは、被害の大きかったヌワコット郡を中心に、衛生用品などの緊急支援物資の配付や被害状況・支援ニーズの調査を行ってきました。現在は、こうした物資支援に加え、避難生活を送る子どもたちへの心のケアなど、現地のニーズに応じた支援を進めています。 

 

子どもたちが安心して過ごせる場所を

洪水によって学校にも被害が出ており、ヌワコット郡など3郡の34校で、1万人以上の子どもたちの学びに影響が出ています。

こうした状況を受け、グッドネーバーズでは9月3日から、ビドゥール市の避難所で「子どもにやさしい空間(Child-Friendly Space:CFS)」を運営し、心理社会的支援(PSS)を行っています。 

CFSは、避難生活を送る子どもたちが安心して過ごし、遊びやさまざまな活動を通じて、災害や避難生活による不安やストレスを和らげ、心の回復につなげるための場所です。 グッドネーバーズでは、子どもたちの心のケアを続けるとともに、CFSで活動するスタッフへのPSS研修も進めています。  

心のケア活動の一環として、思い思いに色を塗る子どもたち(2026年9月7日、ヌワコット郡) 

 

被災した家庭への食料を届けるための準備も進めています

さらに、9月8日から、グッドネーバーズ・ジャパンの職員は、現地スタッフやパートナー団体とともに、ヌワコット郡で被害状況や支援ニーズを確認しています。 現地行政とも調整を行い、被災した家庭へ米や豆類、食用油などの食料を届けるための支援を進めています。

 

引き続き、皆さまからの温かいご支援をよろしくお願いいたします。