令和8年熊本地震の発生から、2週間が経ちました。
被災された皆様に、改めて心よりお見舞いを申し上げます。
今回は、現地で陣頭指揮にあたっている、
災害支援・対策部長の高橋茉莉子より、
皆さまへメッセージが届きましたのでお届けします。

いつも温かいご支援をありがとうございます。
災害支援・対策部長の高橋です。
今回の熊本地震は、7月28日の発災当日、
八代市在住のジャパンハート災害ボランティア登録者の看護師が被災し、
避難所で「大変なことになっている」と知らせてくれたことがきっかけで、
支援を即日決定しました。
先遣隊、そして本体の派遣も、早い段階で決まり、
私は、東京での本部運営を経て、8月1日に現地入りしました。
今、医療面で最も注意しているのは、発災から1~2週間後にかけて
避難所には、建物内で過ごす方だけでなく、
車中泊をされている方々もいらっしゃいます。
車中泊が続くと、エコノミークラス症候群のリスクが、
発災から4~5日後ぐらいに大きく高まると言われています。
これは、災害関連死の大きな要因のひとつでもあります。
そのため、車中泊の方にお水を運んだり、
運動を呼びかけたりする活動を行っています。
これから2週間ほどは特に警戒が必要な時期だと考え、
注意深く対応を続けてまいります。
現場には医療用のポータブルエコー(超音波)や、
心電図の機械を持ち込むことができました。
医師や看護師、理学療法士などの力も借りながら、
できるだけ多くの方の健康障害を早期に発見できる体制を敷いています。
医療だけでなく、生活面の課題も見えてきています。
冷蔵庫がなく食べ物の保存が難しいこと、
40度を超える猛暑が続いていることなど、
生活に必要な物資や環境が、まだ十分ではありません。
私たちは、避難所という生活の場に身を置き、
24時間体制のシフトを組みながら、
被災者の皆さまとほとんど同じ生活を送っています。
現場に立ち続ける中で、疲労が少しずつ蓄積しているのも事実です。
それでも、多くの方々に支えられながら、
支援の質を落とさずにやり抜きたいと思っています。
災害関連死を防ぐために、そして被災された方々の生活を支えるために、
今がまさに重要な時期です。
引き続き、皆さまのお力添えをお願いできればと思います。
災害支援・対策部長 高橋茉莉子