【災害概要】

中国内陸部の河南省では7月16日以降豪雨に見舞われ、一部地域では19日から20日までの24時間に最大400ミリを超える雨が降りました。結果として洪水が相次ぎ、現地報道によると、23日午後7時（現地時間）時点で死者が56人、行方不明者が5人にのぼっています。

現地報道によると、同省では20万人以上の人が緊急で生活支援を必要としています。また、複数の日系企業が進出している鄭州市内にある工場は生産停止の状態であり、農作物への被害も深刻である、と報道されています。

【支援活動概要】

AMDAは、日本で報道された21日朝、これまでに中国の関係者とAMDAをつなげてくださったAMDA緊急救援ネットワーク登録医師に連絡。日本河南同郷会、日本河南総商会からの要請を受け、この医師とAMDA共同支援プロジェクトとして、河南省鄭州市を中心とした洪水被災者への物資支援を実施することを決定しました。

日本河南同郷会、日本河南総商会に物資購入のための資金を送金。その後、同会から河南省の海外からの支援をうける部署と調整の上、現地で支援物資を購入し、被災者に配布されます。