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寄付額
¥100,000
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目標金額
¥1,000,000
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寄付数
15件
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開始日時
2020/12/03 07:00
終了日時
2021/03/31 23:30
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残り日数・時間
受付終了
このプロジェクトは目標金額の達成に関わらず、決済されます。
支援申込後のキャンセルはできません。
こんにちは。NPO法人パノラマです。私たちは、神奈川県の入学試験に学力試験のない、クリエイティブスクールと呼ばれる高校2校の中で居場所カフェを運営している団体になります。
「校内居場所カフェ」という言葉を、みなさん耳にしたことがあるでしょうか。
私たちは、毎週1回、お菓子やジュースを無料で提供し、生徒たちが自由に過ごせる「校内居場所カフェ」を開いています。
カフェでは、カウンターで生徒たちと会話をしながら信頼貯金を溜め、関係性を丁寧に築いていきます。
また、普段出会うことのない、先生や親以外の大人と出会い、様々な話をする場にもなっています。
10代後半から、20代前半の頃、みなさんが何か困った時に相談をしていたのはどんな人でしょうか。
私たちは「うざい」「きもい」「やばい」そんな言葉にならない若者の気持ちやモヤモヤにも向き合っています。
カフェは、単に安心できる居場所として使ってもらう場というだけではなく、何気ない会話の中で、生徒たちの早期のSOSをつぶさに拾いながら、必要に応じてその時必要な「支援(ソーシャルワーク)」につなげていくということもしています。
【プロジェクトの概要】
今回みなさまにご協力をお願いしたいのは、この高校内居場所カフェの運営にかかる費用(飲食代およびスタッフ人件費)と、このカフェでつながることができた卒業生からのSOSに対応する費用(相談にかかる交通費・人件費等)になります。
高校内居場所カフェを約5年継続している中で、在学生はもちろんのこと、中退をした生徒や卒業生の居場所にもなってきています。
そこで築かれたつながりは、「いざ」という時にもハードル低く、安心して頼れるものとなっており、特に今年は新型コロナの影響もあり、卒業生からのSOSが急に増えてきました。
具体的には、虐待など安心して暮らせない自宅を出たいという相談であったり、妊娠したけれど相談できる人がいない等、未成年や20代前半の若者が1人で解決することは到底難しい相談ばかりでした。
相談する大人が身近に思い浮かばない中、私たちのことを思い出しSOSを出してくれたことはとてもうれしいことですし、この居場所カフェの成果の1つであるとも捉えています。
しかしながら、毎週1回開催している高校内居場所カフェは、行政からの予算はついておらず、毎年単年度の民間の助成金でまかなっている状況です。
また、卒業生や中退生からの相談は、居場所カフェの外の支援であること、さらには突発的に起きるものとなります。そのため、単年度で成果を求められる既存の助成金では対応することが難しく、現在は私たちはこの中退生や卒業生のためにに使える安定した予算をもっておりません。
そのため、今回Give Oneを通じて、継続的な運営を行えるような体制を整えていきたいと思っております。
【プロジェクトが解決しようとしている社会課題】
日本において、義務教育以降のハイティーンから20代前半の若者たちは、様々な相談機関に訪れることが少ないと言われています。
それは、社会資源としての様々な相談機関の存在がこれらの世代にとって身近でないこと、そしてそれらと出会うための仕組み・人材がないことであると考えられ、この部分においての行政・国の支援が非常に手薄であることが問題だと認識しております。
特に、私たちの出会うことの多い、これまで信頼できる大人に助けてもらった経験の少ない若者は、そもそも何か困った時にSOSを出すことができなかったり、様々な社会資源を知らず、ご家庭自体が孤立していることが多くあります。
具体的には、本来であれば児童相談所等の社会的養護の支援に繋がる必要があった若者が、その網からこぼれ落ち、高校生になって私たちと繋がって相談をするようになるということが起きています。
さらに、そのような状況にある若者が「高校」という所属を失った場合、どことも繋がることができずに様々なセーフティーネットから零れ落ちてしまうことから、私たちは中退した生徒・卒業生とも繋がりゆるやかにサポートを続けています。
【解決する方法】
民間団体として、これまでの信頼貯金で繋がることが出来た彼/彼女らのSOSを支援(ソーシャルワーク)につなげることで安心して暮らしていけるようにサポートしていきます。
また、高校内居場所カフェの運営および中退生・卒業生のサポートを通じて、ハイティーンから20代前半の若者の支援の新たなモデルを提案するとともに、社会課題を発信していきたいと思っています。
【遂行メンバーや受益者からのメッセージ】
遂行メンバーからのメッセージ
・「困った生徒は困っている生徒」。
これは、私たちが関わっている高校の先生に教えてもらい、大切にしている言葉の1つです。
経済格差が広がり、社会状況が変化する中で、私たちの出会う若者の困難は複雑化しています。
自分ではどうしようもないことに向き合う若者は、何かの形でSOSを出しています。
それは、もしかしたら大人からすると「困った」ことをするという形でかもしれません。
評価や判断をするのではなく、そのままの若者を受け止め、答えを教えるのではなく一緒に考える、そんな場が居場所カフェです。
居場所を開き続けていると、生徒の日常の中にカフェがあることや、私たちのような大人がいることが日常になっていき、卒業・中退後もちょっとモヤモヤが溜まったら、帰って来て「ホッと」する場になっていっているなあと感じます。
私たち自身も、校内居場所カフェの意義を発信し続けながら、若者たちに出会った大人として、「出会った責任」を果たしていきたいなあと思っています。
【寄付によって達成できること】
・高校内居場所カフェを継続的に運営し、安心していられる居場所を開いておくことで、様々な制度のはざまに置かれている若者を支援し続けていき、安心して社会で活躍できるようにサポートしていきたい。
・中退や卒業と言う形で「高校」という所属を失った若者が社会から孤立しないためにも、何かあったら戻ってこれる場を提供し、ゆるやかなサポートをしていく。
団体情報
パノラマ
職員10名の横浜市北部エリアで活動する小さな団体です。少人数のため、様々なことを全員で話し合いながら決定していますので、全スタッフにミッションが染み渡っている風通しの良い組織文化があります。
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寄付内訳
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寄付総額
¥100,000
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このサイトで集まった寄付
¥100,000
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その他の寄付
¥0