8月27日の大雨により、能登半島地震で被災した石川県と富山県の福祉事業所が再び被害を受けています。設備や機材が浸水して使用できなくなり、事業継続が困難になった事業所もあります。AARは、こうした福祉事業所の活動再開に向けた支援を進めています。
石川県羽咋市で、障がい者の就労継続支援B型事業所やカフェなどを運営する一般社団法人「つながり」は、2024年の能登半島地震でグループホームの建物が被災しました。職員と入居者は支え合いながら暮らしの場を再建し、AARは建物の修繕を支援しました。2025年10月には、入居者の創作活動の場となるアトリエが整備され、障がいのある方々の表現活動と地域とのつながりを育む場となっています。

カフェ「るるるん・ち」の床を清掃するAARの栁町幸平=羽咋市で8月30日
能登半島地震からの再建を進める中で発生した今回の大雨では、同法人が運営するカフェ「るるるん・ち」が浸水被害を受けました。店内に泥が流れ込み、厨房機器も故障しました。職員とカフェで働く利用者は、地震の際と同様に力を合わせ、11月の営業再開を目指して懸命に復旧作業を続けています。しかし、故障したオーブンや製氷機などの高額な厨房機器が保険の対象外となるなど、再開までには多くの課題が残されています。

カフェ「るるるん・ち」の分電盤を点検する「関東風組」のスタッフ=羽咋市で8月30日
AARは、建設関係の専門技術や機材を持つ協力団体「関東風組」とともに、浸水したカフェ「るるるん・ち」の床の清掃や電気設備の復旧を進めてきました。今後は、事業の再開に向けてどのような支援ができるかを検討し、可能な支援を実施していく予定です。
大雨によって被災した福祉事業所が再び活動を始め、利用者の暮らしや働く場を取り戻すまでには、さまざまな支援が必要です。AARは、それぞれの事業所の状況に応じた支援を続けてまいります。復旧への歩みを支えるために、皆さまのご協力をお願いいたします。