みなさま、
いつも様々な形でご支援頂き、ありがとうございます。
急激な温度上昇で、猛暑が続く中、みなさんご無事にお過ごしでいらっしゃいますように。
今月は、日本語教室は5回、ヨガ教室は一度開催しました。
日本語教室
今月の参加生徒数は、36人⇨ 38人⇨ 26人⇨ 34人⇨ 31人でした。
猛暑にも負けず、みなさん元気に通ってきてくださっています。が、数回の参加のみで来なくなる人たちも多く存在します。その方たちに対してリーチアウトできていない状況のままなのですが、REN日本語教室が彼らのニーズに合っていないだけならまだしも、入管が推し進める政策のスピードとその猛威の中、それぞれが置かれている環境について、今まで以上に危惧しています。先日も数カ月ぶりに来た生徒さんから、お金が無くてこられなかった、と。いくら待っても就労許可が出ない人たちもかなりの割合で増えてきています。更に入国して数か月で難民不認定を受ける人々も増えており、当事者は良く理解できないまま戸惑いながら通ってきています。激動状態にある今、それでも目を輝かせて一生懸命日本語を学んでいる生徒のみなさんを前に、さて今、私たちにできること、やるべきことは何なのか、と考えあぐねています。この教室を継続していくことなのだと思いますが、生徒の一人一人、先生たち、ボランティアのみなさんと一緒に悩み検討しながら前を向いていけたらと思います。今後とも宜しくどうぞよろしくお願いいたします。
と、そんなもやもや感を、例え一時でも生徒のみなさんと一緒に楽しいことで吹き飛ばしたい!という企画で、8月ひと月の夏休み期間を前に、29日は予告通り、日本語発表会+三味線隊をお招きしての文化交流会を開催しました。とにかく、盛り上がりました!当日は31名の生徒のみなさんを始め、19人のボランティアスタッフに5人の見学者さんを迎え、計55名が参加しました。三味線隊はお師匠さん他、修道会関係者を含め3人が来て下さり、「お江戸日本橋」他数曲をご披露くださいました。素晴らしい三味線の音色で、みな拍手喝さい!その後、みんなで練習した「さくら」を大合唱し、阿波踊りを三味線の音色に合わせて踊って盛り上がりました。生徒さんのノリが非常に良いので、お師匠さんも喜んでくださり、一緒に盛り上がりました。みんなビデオを撮りまくっていました。その後に計画していたコモロ諸島のダンスは、体調不良の為の欠席で次回となり、急遽、カメルーンのダンスを披露してくれました。途中コンゴ人による意味不明の歌とゲームもあり、みんな戸惑いながらも超盛り上がっていました。
更に、この厳しい環境の中で、一つでも生徒のみなさんのリクエストに答えることが出来れば、と、今回から一定の期間内(今回は2026年1月~7月末)に7割以上の出席をした生徒さんに、参加賞としての賞状とノートとボールペンをお渡しすることにしました。いつも早く来て教室セッティングを手伝って下さる生徒さんには参加賞+ありがとう賞を、長年この教室を支え続け、今や彼らなしにはこの教室は存在しない程の大きな存在となっている3人の生徒さんには感謝状をプレゼント(ご寄付頂いた品物からチョイスしました!)と一緒にお渡ししました。みなさんとっても喜んでくれました。ありがとう賞や感謝状の人たちにはご寄付の腕時計をプレセントしたのですが、みんな帰りは腕が時計で金ピカでした!
今回この賞状が実現できたのも、大学生のボランティアさん達があっという間にAIを駆使して出席リストの中から7割以上参加の生徒さんのリストアップをして、手作り賞状のフォーマットを考えてくれたおかげです。みなさん一人一人のお力の賜物です!最後は、みんなで、大好評のイエメンの女性の手作りスウィーツを頂きながら、しばし交流を楽しみ、8月を無事に乗り越えて下さるよう願いながら、9月2日(水)の再会を約束して終わりました。ボランティアのみなさん、いつも足りないところに手を差し伸べて、会がスムーズに進むようにお手伝い下さり、本当に感謝しております。ありがとうございます。
★今月のリーガル・コンサルテーションには、7組9人が参加しました。
今回は、非常に切迫した状況の人もいれば、申請中のプロセスの確認の人たちもいました。難民認定申請手続きの加速化が進む中、各自、自らの置かれている状況を正確に理解することに努めています。しかしあまりにも複雑で充分な説明がなされないまま、加速度的に進むプロセスの中で、追いついていけない人たちも沢山おり、かつ、どこの支援も受けられるチャンスがないままに取り残されていく人たちの存在が非常に気になります。
他の団体との連携をどの様に深めていくかを見直さねばならないと考えていますが、どの団体もパンク状態である中、簡単ではないことも痛感しています。それでも何とかしなければ、ですよね!
食糧支援・物資支援
★食糧支援
今月も、各支援団体のみなさまを始め、個人の方々からのご寄付のお陰様で、みなさんにお米や食糧品をお配りすることができました。
先月お伝えしました通り、下記のボランティアの募集を継続しております。
平日かつ車が必要、という条件ですし、かなり無理なお願いなのですが、もし何方かいらっしゃれば、是非ともご紹介頂きたく、宜しくお願い致します。
①毎月一度程度の水曜日午後に、210kg程度のお米のご寄付を食糧支援団体の倉庫までとりに行き、日本語教室の会場まで運んでくださる方
②毎月一度月曜日午後に、食糧支援団体の配布拠点へ寄付食糧を取りに行き、会場まで運んでくださる方
★物資支援
某社会活動団体さまからのノートやボールペン、鉛筆などの学習に欠かせない学習品のご寄付を始め、難民支援団体や個人の方々から、リュックや衣類、タオル類、日用品、台所用品、炊飯器(不動のリクエスト商品)、ハンディファンや色鮮
やかなバスマット、腕時計などなど魅力あふれる沢山の品々のご寄付を頂きました。
更に今月は、会場をお借りしている修道会本部の改修工事を機に不要となった沢山の電化製品をご寄贈頂きました。みなさん家電量販店で買い物をした後の様に、段ボール箱やビニール袋に扇風機や電子レンジ、テレビ、掃除機といった大物の家電製品を包み、その横に日用品類を詰め込みまくって、どうやって電車でもって帰るの?という大量の品々を2週に分けて、上手に持ち帰りました。帰る風景だけ見た人は、きっと日本語教室の帰りとは到底想像がつかない、買い物帰りの人々の集団と思われたことでしょう。しかしこの猛暑の中、扇風機は大人気でした。みなさまの一品一品が生徒のみなさんの必需品となり、笑顔に繋がっています。
ありがとうございます。
ヨガ教室
今月も一度の開催でした。
今回は暑さのせいか、参加した生徒さんは2人。ボランティア一人と合わせて3人でした。その分、充分なスペースの中でゆったりとヨガを楽しんでいました。見ているこちらも癒されます。
社会参加活動
★今月は私たちが出向くのではなく、私たちの教室に沢山の方々が訪れてくださいました。
某キリスト教会からはアメリカで日本語を学んでいるという学生さん達が2週に渡り4~5名ほど見学に来て、生徒のみなさんの横に座って一緒に授業を楽しみながら交流を育んでくれました。日本の難民申請者の状況を簡単に説明した後の感想会で、日本とアメリカの架け橋になりたい、と感想を残してくれた学生さんもいました。
他にも、私たちの生徒さんが通う千葉県の教会の牧師さん、日本語学校の先生、小学校の教諭や外国人支援を検討する派遣業界の方、社会活動団体を通じてRENを知り、何かできることはないかと見学に来て下さった方、新聞社の記者さん、難民雇用を行っている企業のみなさん、難民・移民フェス実行委員の方、等々、多岐の分野に渡る方々がこの排外主義がはびこるご時世に、わざわざRENに難民申請者のみなさんを訪ねて足を運んで下さいました。
そして、三味線のお師匠さん達も初めての難民のみなさんとの交流を楽しんでくださいました。
散々暗いことを書き連ねましたが、この様なみな様が繋げて下さるご縁から、力と希望を頂いております。目の前で沢山の困難を抱えながらも頑張っている生徒のみなさんの力になりたい、と思って下さる方々がこれだけいらっしゃるということは、すごい力だと思います。何よりも、これだけの方々を魅了させてしまう生徒のみなさんに万歳です!
最後までお読みいただきありがとうございました。
以上が RENの活動の一つ、「日本語・ヨガ教室」の7月のご報告です。
お陰様で、今月も以上の活動を行うことができ、上半期の活動を無事に終了することができました。
来月8月は会場が閉まる為、日本語・ヨガ教室はひと月お休みとなりますが、個別支援は通常通り行います。
また9月から、変わらずのご支援を宜しくどうぞお願い致します。
2026年7月31日
特定非営利活動法人 難民自立支援ネットワーク 理事長:小林麻里