ガザ:避難所に設置された水・衛生設備、イスラエルの空爆で破壊

EUの支援を受け、ガザの学校に避難している数千人の人々に水や衛生サービスを提供していた重要な支援設備が、過去2週間にわたるイスラエル軍の空爆により損傷、または破壊されました。

 

4月3日、ガザ市内の2つの学校に対する空爆により、30人が死亡、70人以上が負傷。2024年10月に設置された移動式トイレ5基、太陽光発電による海水淡水化装置1基、ごみ収集コンテナ8個が破壊されました。さらに4月12日には、ガザ市内の別の避難所施設も攻撃を受け、同様の水・衛生設備が被害を受けています。4月13日にはデイル・アル=バラハにある海水淡水化プラントも空爆されました。現在、被害の全容把握に向けて、現地の安全確認を待っている状況です。

 

CAREパレスチナ(ヨルダン川西岸地区およびガザ)カントリーディレクターのジョリーン・フェルトワイク氏は次のように訴えています。

 

「私たちはすべての紛争当事者に対し、人道支援を継続できる環境を守るよう強く求めます。

ガザの人々は、生きるために必要な水、衛生、生活の基本を奪われています。暴力は今すぐ止めなければなりません。命をつなぐための人道支援活動は、何よりも守られるべきです。」