ひとりで社会へ踏み出す18歳に、「ことば」を届けたい。

児童養護施設を退所する子どもたちの約50%が高卒後すぐに就職しますが、1年半以内に離職してしまう割合もまた約50%。

その背景にあるのは、「助けて」と声に出す力、気持ちを言葉で伝える力が十分に育まれていないことです。虐待や貧困など困難な成育歴を持つ子どもたちの約7割が、感情を言葉にする機会を得られないまま、ほぼひとりで社会に踏み出しています。

 

この現実に向き合うために、ロート子どもの夢基金(ロート製薬株式会社)の助成を受け、関東圏5施設の高校生を対象にドリームナビゲータープログラムを実施しました。ことばキャンプ®のメソッドを核に、「言語化・実践・ロールモデル」の3つの柱で構成された集中プログラムです。

 

 

参加した高校生たちの変化は、数字の向こう側にも広がっています。

「東京駅まで行けるか心配された生徒が、回を重ねるごとに自信をつけ、1人で電車を乗り継いで外出できるように」と施設職員は話します。調理師を目指す生徒はピザを作る体験を経て「やっぱり俺はこれで行く」という確信を持ち、自ら専門学校の下見に動き出しました。

 

ことばは、生き抜く力になります。皆さまのご支援が、次の一歩を支えています。