2025年 児童養護施設に入職する内定者への研修を実施しました!

実施概要

実施期間: 2025317日&18日, 25日&27日(2日程・計4日間), フォローアップ研修 5月13日or14日

参加施設: 4施設(千葉県・福岡県)

参加者数: 9

実施形式: オンライン

参加者満足度: 平均4.9/5点満点(8名が最高評価)

研修内容と成果

20254月に児童養護施設に入職する内定者9名を対象に、社会人としての基礎スキルとコミュニケーション能力を習得する研修を実施、加えて入職後2か月になる5月にフォローアップ研修を行いました。

 

主な研修内容

       ビジネスマナーの基礎(挨拶、言葉遣い、電話応対)

       実践的なコミュニケーションスキル(自己紹介、聞く耳モード)

       自尊他尊(R)のコミュニケーション

       リーダーシップとメンバーシップ

       ストレスマネジメントとレジリエンス

フォローアップ研修では入職前の学びの実践についての振り返り、入職後のお困りごとなどについて言語化する機会を持ちました。参加者からは、想像していた子どもたちの様子と実際の違いや、家事業務の効率性追求の難しさ、子どもの気持ちの浮き沈みへの対応といった具体的な課題が共有されました。一方で「自分で考えて行動できるようになった」「不安や緊張が低くなった」といった前向きな変化も確認できました。

 

研修の成果

参加者は、「聞かれたら答える」受動的なコミュニケーションから、「自分から話題を作る」能動的なコミュニケーションへと意識を変化させることができました。ロールプレイを通じて話す側・聞く側の両方を体験し、双方向のコミュニケーションの重要性を実感しました。

特に「自己紹介を磨こう」「ビジネスマナー」「レジリエンス」「聞く耳モードワーク」の項目が、参加者から高く評価されました。「信頼関係を築く」といった抽象的な目標を、「挨拶を元気にする」「積極的に声をかける」「失敗を恐れず自分から行動する」などの具体的な行動に落とし込むことができ、実践への意欲が高まりました。

各施設での新入職員数が少ない中、他施設の同期との出会いは、孤独感の軽減とつながりの創出につながりました。全参加者が「オンラインで参加できた」「他施設の職員と一緒に学べた」ことを研修の良い点として挙げています。

 また、フォローアップでは入職前とのギャップや家事等業務遂行の難しさなどについてコメントがあり、ひとりで困難を抱え込んでしまうことで孤立・疲弊することを客観視し、施設内でサポートを得る事の重要性等について確認がされました。

参加者の声

       「同期の顔を見ながら意見交換ができ、これから働くのが楽しみになった」

       「元々苦手意識があったが、今回の研修で知識を得られた」

       「ただ寄り添うだけではなく、距離をとることも寄り添い方の一つだと気づいた」

       「人の意見を聞く機会が楽しく、聞く耳モードを意識したい」

       「困難なことがあった時に自分で立ち直る方法を知ることができた」

今後の展開

現場経験を振り返り、学んだスキルの定着と新たな課題への対応力向上を支援します。参加者からは「他尊についてさらに学びたい」「カウンセリングやアセスメントの手法を知りたい」「児童対応の実践的な知識を得たい」といった声も寄せられており、今後のプログラム開発に活かしてまいります。

 

職員がイキイキと働くことが、子どもたちの安定した生活環境の確保と施設全体の支援品質向上につながります。ご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。