Give Oneを通してPiece of Syriaの活動をご支援くださり、誠にありがとうございます。スタッフの鈴木です。
地震発生から1ヶ月以上が経ち、現地では皆さまからいただいたご支援を元に、テント設営や食糧配布等を進めています。
3月9日時点で、銀行振込や他寄付プラットフォームからのご支援も合わせ、募金総額850万円以上が集まりました。本当にありがとうございます。
現在頂いたご支援を随時現地に送金し、シリア国内で提携団体と協力しながら、現地での物資調達・配布を行っています。
本日は、現地スタッフから届いた写真をご共有していきます!
長い戦争の中で多くの建物が崩れやすくなっている中で起こった地震。
夜には氷点下の寒さの中で路上で寝るか、崩壊のリスクのある家に戻るかという状況に、私たちが支援する幼稚園の先生もそうした状況にありました。
皆さんのご寄付のおかげで、そうした先生をはじめ、被災したコミュニティの方々にテントを配布できています。
ところが、震災後に様々なものが日々値上がりしており、ひと家族にテントを届けるのに100ドル必要だったものが、現在125ドル、175ドルと価格高騰しているとのことです。
できるだけ安く入手できるよう、現地でもネットワークを駆使しています。
是非引き続き、多くの方に活動について知ってくださるよう、ご協力のほど、宜しくお願い致します。
暖かくなってきたとはいえ、まだまだ日夜の寒暖差が激しいシリア。
灯油やガスなど、必須の暖房器具も届けられています。
食糧配布の様子。シリア料理にはトマトを沢山使います。
トマトの上には「ホブス」と呼ばれる主食となるアラブのパンです。
これらの緊急支援物資の配布のほか、支援がない状態が続くと、地域から先生が離れてしまうのを防ぐために、私たちが支援する幼稚園の先生達へのサポートを実施しています。
家を失った先生に、家族が生活できるテントの給付、家が修繕できる被害だった先生には修繕費用として現金給付を行なっています。
緊急支援により少しずつ状況が安定してきても、地震によるトラウマなどへの心のケアがこれから必要になります。
今後も、中長期的なニーズに応えるべく支援を続けてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。