2022年を振り返って(代表メッセージ)

いつもポケットサポートの活動を見守ってくださり、ご支援・ご協力いただきありがとうございます。

 

2022年も、病気を抱える子どもたちへの支援は、コロナ禍の影響が色濃く出る日々でした。

 

地域支援ネットワーク強化の取組では、県の教育委員会や特別支援学校の先生、保健所の方と打ち合わせをする中で、子どもやご家族との関係性を育んでいくこと、そこから本音や課題が見えてきて一緒に解決していける仲間になれるのだと改めて勉強をしました。

 

 

講演活動などは少しずつ現地でお話できる機会もあり、人の温かさや雰囲気を感じることができました。11月には、県内の支援学校病弱部で中学生の生徒さんたちに向けた初の進路講演会が行なわれました。

 

そちらへ講師として招かれ、生徒さんたちを前に自身の生い立ちや、病気の子どもたちの自立についてお話をさせていただきました。

 

普段、あまり自分の事を素直に語れないと言われていた子が、講演の後に沢山質問をしてくれて、自身の話もしてくれました。普段の支援活動だけでは気づかない、子どもの変化が見られた瞬間でした。

 

今後も、様々な機会で支援のお話や病気の子どもたちの自立支援についてお話ができればと思います。

 

2月26日にある多職種連携フォーラムへも是非、ご参加ください。

 

 

▼イベント詳細はこちら

https://www.pokesapo.com/t22

 

 

 

また、7周年記念チャリティでは全国の支援者からご寄付やチャリTシャツの購入を頂きました。

 

キャンペーン実施して1か月、日々ご支援や応援の声をいただけたことで、活動に勇気をいただき支えになりました。重ねて御礼申し上げます。

 

頂いたご寄付は、病気を抱える子どもたちの支援活動の充実に使わせていただきます。

 

 

 

メインの支援活動では、まだオンライン支援が中心ですが、子どもたちやご家族とつながることができました。検査入院の一期一会の子どもから、1年を通して関わる子まで、相談件数も併せると1年間で約100人の子どもや保護者らから声を聴いていたことになります。

 

病気と向き合いながらの生活での受験勉強との両立や、高校卒業後の進路に悩む子、友だちや学校との関係が上手くいかなかった子、一方で春から復学して学校生活を謳歌している子や、長く便りの無いのは良い便りな子まで様々です。

 

 

 

 

2023年は感染症対策をしっかり行いながら、少人数から対面の交流や活動を進めていこうと考えています。来年もより一層、仲間たちやサポーターの皆様と協働・連携しながら知恵を絞り合い、病気を抱える子どもたちのより良い未来を築いていきたいと思います。

 

2023年も引き続き、ポケットサポートの活動を見守っていただけると嬉しいです。

 

認定NPO法人ポケットサポート代表理事 三好祐也