被災地で炊き出しを続けています:令和4年8月大雨被害の新潟県

AAR Japan[難民を助ける会]は8月5日以降、記録的大雨の被害を受けた新潟県村上市で緊急支援を実施しています。7日からは協力団体であるNPO法人ピースプロジェクト(代表:加藤勉AAR理事)とともに昼食・夕食の炊き出しを行い、連日の猛暑の中、自宅の片付けに追われる被災住民の皆さんにご好評いただいています。
炊き出しの調理をするAARの大原真一郎(左)と加藤勉理事(中央)

日本海に注ぐ荒川下流域の村上市小岩内地区は、3日から4日にかけて河川の氾濫と土石流で集落に大きな被害が発生しましたが、過去の災害を教訓に住民の皆さんが迅速に避難し、人的被害を防ぎました。AARは浸水家屋の床を乾かすのに使う大型扇風機を届けたほか、同地区で炊き出しを続けています。

栄養バランスや味に配慮して調理したメニューは、冷たい素麺、うな丼、具だくさんカレー、豚肉生姜焼きと酢の物など。住民の皆さんからは「家の片付けで食事の準備をする余裕がないので、本当に助かっています」「行政から提供されるのは弁当、おにぎりなど炭水化物系が多いので、炊き出しの食事は味も満足です」「氷や梅干入りの素麺は本当においしくて思わずお代わりした」などの声が寄せられています。


提供したメニューの一例

AARは災害発生時、緊急支援に加えて障がい福祉施設への支援に力を入れています。今回も村上市内の障がい福祉サービス事業所に清掃用の高圧洗浄機を提供したほか、山形県内でも情報収集を進めています。
※被災者支援にご協力をお願い申し上げます。ご支援はこちらから↓
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