令和4年5月29日、「ゼロ円食堂に向けた食堂」の第2回目の活動を福島県二本松市にある東日本大震災の被災者が生活している災害公営住宅若宮団地の集会所で実施しました。
前回は福島大学の学生さんが参加してくれたのですが、今回は福島大学はコロナ禍で学外での活動に制限がかかっていたため、
10代、20代の大学生に個人的なつながりということで、活動に参加してもらいました。
2回目の活動という事で、災害公営住宅若宮団地にお住いの方に何が食べたいかのアンケートを取り、見事第1位となったのが豚キムチ丼でした。
学生さんは「今回は食べに来てくれる方に名前を憶えてもらう」という目標を立ててきたようで、
胸元に張り付けたネームを団地の方に見せながら、「〇〇っていいます。よろしくお願いします。名前憶えていってくださいね」と積極的に交流をしていました。
団地の方からは「〇〇さんなんてハイカラな名前だわ。私の同級生にはそんな名前の人なんていなかったよ」と冗談交じりに言われていましたが、
それでも団地の皆さんは今回の活動に参加してくれた学生さんの名前をしっかりと憶えてくれたようです。
回数を重ねるごとに学生と被災者のコミュニケーションが増えてくるのが目に見えて分かります。
前回も書かせていただきましたが、
今回の活動も全国の皆様がこの活動の趣旨に賛同してくださり、ご寄付をくださったのを活用させていただきました。
この活動が広く認知されて、将来的には地元の小売店や企業、道の駅などからまだまだ食べることが出来るにもかかわらずに、
賞味期限が近くなってきてしまってお店に出すことが出来ずに廃棄されてしまう食材を活用して、
美味しく食べてもらえるような活動に成長させていきたいと考えております。
今後も月に1回程度、ゼロ円食堂に向けた食堂を開催していきますので、
引き続き応援をよろしくお願い致します。