九州南部豪雨:被災地で炊き出しを実施しました

九州南部豪雨により亡くなられた方々に衷心よりお悔み申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。


九州南部を襲った豪雨はその後も断続的に降り続き、7月6日8時現在、鹿児島県、宮崎県、熊本県の地域に土砂災害警戒情報が発表されています。


AAR Japan[難民を助ける会]は、7月4日から障がい関連団体と情報を共有しながらの調査を開始するとともに、7月5日にはNPO法人ピースプロジェクトと協働し、地域の方々の避難所となっている熊本県八代市千丁町コミュニティセンターで炊き出しを行い、牛丼55食を提供したほか、マスク600枚を提供しました。新型コロナウイルス感染症対策のため、県外からの移動は最小限にし、地元の方々のご協力を得て実施しました(写真提供はすべてNPO法人ピースプロジェクト)。

 

熊本県人吉市は洪水により流された車が浮かび、商店街の電灯がかろうじて頭を出しています(2020年7月4日)

牛丼をよそうAARの加藤勉理事(右)とNPO法人ピースプロジェクトのメンバー(2020年7月5日)

新型コロナウイルス感染症対策のため、県外からの移動は最小限にし、地元の方々にご協力いただきました(2020年7月5日)

初めての避難生活に不安な被災者の方々は、あたたかい牛丼をご提供するとほっとしたご様子でした(2020年7月5日)

 

避難所に来られた皆さまは、初めて避難をされる方々ばかりで、不安なご様子でした。牛丼をご提供すると、「来てくれてありがとう」「やっぱり温かいご飯が嬉しい」などのお声をいただきました。

 

AARは現在、障がい関連団体を通じて情報収集を行っています。調査結果をもとに、7月9日に緊急支援チームを被災地域へ派遣し、障がい者施設や避難所などへの物資配付を行う予定です。

 

引き続き、皆さまのご協力をお願いいたします。