プロジェクト終了の御礼

 

ご支援くださいました皆様へ

 

この度は、ご厚志をお寄せいただき有難うございました。

フェロー候補生たちは、来年春赴任に向けて、現在もオンライン研修や現場実習などを通して研鑽しております!

 

Teach For Japanでは、人材育成を続けながら、教育改革に関する啓蒙と採用活動充実のため

各種イベントも注力しております。

最近では、Teach For All アジアネットワークパートナー国のCEOに参加いただき

コロナ禍において学校現場の状況やそれぞれの団体としての取り組みなど共有する

オンラインに開催しました。

 

詳細は末尾に掲載しておりますのでぜひご参照ください。

 

次年度にむけてまたプロジェクトを開始してまいります。

当サイトにおいてもまたTeach For Japanをご確認いただけますと幸いです。

ご支援を有難うございました !

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【イベントレポート】サポーターの皆様限定!アジア地域のCEOによるパネルディスカッション

教師の日の前日となる10月4日に、Teach For Allのネットワークを活かしたサポーターの皆様限定のイベントを実施しました。各国からゲストを招聘する初めての試みでしたが、グローバルな視点で教育課題の解決を推進するTeach For Allネットワークらしさをお伝えできたのではないかと思います。以下、登壇者によるプレゼン内容の要約です。

プレゼンテーション

Teach For All ー エドナ (アジア・パシフィック地域 地域統括)

①自己紹介:ホロコースト生存者の祖父母を持ち社会正義・教育に強い信念を持つ、TFAmericaのフェロー
②歴史:2007年創立(TFAmericaとTeach First (UK)の成功例が起点)、現在58団体
③アプローチ:共通のビジョン・目的をもとに各地域が主導・資金調達し活動、14,000人の教員・75,000人のアルムナイ(うち75%は教育業会に携わり続ける)、成功談や見識を共有、共通信念の紹介
③信念:(1)教育・支援・機会へのアクセスは全世界の子どもの基本的な権利(2) 地域や政府を含む集合的リーダーシップが重要(3)持続可能な解決のためには各地域に合った活動及び国際的な教訓に基づく動きが必要
④コロナ禍の気付き:公平とリーダーシップの重要性を再認識
⑤コロナ禍の取り組み事例:TFネパールはテレコム供給会社やラジオ・テレビ業界と共同し多くの子どもにオンライ学習供給、ワークブックの供給
⑥TFAの取り組み:Zoom等を活用し継続的な情報共有、コロナ禍で照らされた教育の不公平を動機により熱意を持ち活動している

Teach For Philippines ー クラリッサ(CEO, Co-founder)

①バックグラウンド:TFPの歴史、取り組み、フィリピンの教育の現状
②実践例:読む力・算数の補習プログラムのインパクト紹介
③注力課題:子どもの社会情緒的スキルの育成、親に研修を行い教育への親の関与向上
④アルムナイインパクト:子どものフードセキュリティに関する法の起草・法制化に携わったアルムナイ、コロナ禍で副大統領主導の検査所への配食プログラムで調理及び配達に貢献したアルムナイ
⑤コロナ禍の取り組み:25協定校・コミュニティーに教員を配備(親の関与促し、教員研修、協定校への資源調達)、教育省・政府と足並みを揃えた取り組み、来年度の資金調達状況、寄付募集

Teach For Cambodia ー モニ(CEO)

①自己紹介:ロールモデルがいない幼少期、中1の時の教師との出会いを通し自己肯定感向上、TFAmericaのフェロー
②バックグラウンド:2017創立、3期生まで学校に赴任、86%のアルムナイが引き続き教育業界に、カンボジアの教育の現状(低い高校卒業率・高い中退率)、国民の約半数が24歳未満で質の高い教育実現は国の重要課題
③コロナ禍の取り組み:16協定校・9000人の子どもの安全と学習を保証するためのハイブリットアプローチ(自宅学習が難しい児童への小グループ対面学習を実施するフェロー・500人の生徒を訪問しているフェロー)
④コロナ禍の課題:休校での中退増加の阻止(協定校の中3・高3の90-95%が無事学校に戻ってきた)、資金調達状況、寄付募集