© Kiana Hayeri / Amnesty International
アフガニスタンでは、昨年8月にタリバンが実権を掌握して以来、女性・少女の教育、労働、移動などの権利が侵害される事態が続いています。
家庭内暴力を受けても保護を求めることができず、差別的な決まりにわずかでも違反すると拘束されてしまいます。子どもの強制結婚が急増する事態も起きています。少女たちは、学校に行くかどうか、働くかどうか、家を出るかどうかなど、日常のさまざまな面で管理され、それは日に日に強まっています。
アムネスティは昨年9月から今年6月まで調査を実施し、20州の女性90人と少女11人に聞き取りなどを行いました。それにより、こうした抑圧的な規則に抗議した女性たちが、脅迫、逮捕、拷問などを受けている実態を明らかになりました。調査にはアフガニスタンで活動する団体や活動家、専門家も参加しました。
アムネスティはタリバンに対し、女性と少女の権利保護に向けた基本的な方針と施策の転換を求めています。また、国連加盟国と国連安保理を含む国際社会は、すみやかに方針を転換するようタリバンに圧力をかける必要があります。
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https://www.amnesty.or.jp/news/2022/0803_9651.html